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読書日記。相性ってあるよね。

どんなにベストセラーでも、たとえば世界中から脚光を浴びても、読んでピンと来ない本というのもある。

「へぇ〜、そんなに話題なら読んでみようかな」と思って開いても、全く頭に入って来ない…。エッセイは好きなんだけどな、と思ったり。

こればっかりは相性なのかも。ストーリーではなくて、文体とか、言葉の選び方とかなんだろう。つかえずに読み進められないというか、飛ばして読んじゃいたくなるというか。すみません。ごめんなさい。

小説が好きだから、エッセイも読んでみたら、嘘みたいに、心に掠りもしない場合もある。もう、ホントに失礼ですみません。ごめんなさい。

作家の誰もがエッセイも得意なわけじゃないんだな、とつくづく思う。ある大好きな作家さんの作品を購入する際、タイトルだけでは小説かエッセイかわからないので、慎重に調べている…。

小説もエッセイも好きな作家さんはもちろんたくさんいて、その場合、エッセイを読んで「なるほど」と納得することが大半だ。この暮らしぶり、この感覚だから、あの小説の世界観なのね、と。

向田邦子さんは凄い。エッセイも、小説も、脚本も、料理レシピでさえ、全部が向田邦子さん。久世光彦さんを取材させていただいた時、舞い上がり過ぎて、向田さんのお話を聞きたかったのに聞けなかったのが心残り。

その昔、M社の『鳩よ!』という雑誌のライターもしていた。元々は詩に特化していて、途中から文芸全般を取り上げるようになった雑誌。編集長を紹介してくれた知人が「Hanakoじゃなくていいの? ananじゃなくていいの?」と何度も確かめてくれたけど、『鳩よ!』がよかった。

取材は楽しかったけれど、ある時、文芸評論家に取材して記事を書くことになり、お相手から「何で俺自身がギャラを貰って書けないわけ?」と問われて、おっしゃる通りだと思った。で、辞めた。

そうそう、その昔、『平凡』と『明星』というアイドル誌があり、『平凡』を出していた平凡出版がM社に社名変更した。ライターになる前、アイドルのブッキングをしていた頃、『平凡』の担当記者はイケメン社員のM君だった。M君を探してみればよかったw。

『鳩よ!』は『ダ・カーポ』と共に本社ビルから少し離れたビルにあったので、他編集部の方々との接点はなく…。ただ、近くには黒板塀の料亭や鄙びた骨董屋があり、なかなかイカした立地だった。

有名な落合シェフのお店も直近。何度か取材をさせていただいた(もちろん別媒体)のに、つい3年ほど前にようやくそのことに気づいた。

さてさて、読む本が残り少なくなったので、ポチッとして届いた小説が10冊。エッセイはないw。さくさく楽しく読み進めますよー♬

『もしも僕らの言葉がウイスキーであったなら』を読み、アイルランドの蒸溜所巡りのツアーに申し込んだものの、仕事の都合でキャンセルした経験あり。単純よねw。







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