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共鳴。

おばちゃんの鑑である推しが「おれはあなたの鏡」と言っている。

誹謗中傷に心を痛めているだろうに、健気に微笑む。少し悲しげな瞳。いやもっと遠くを、もっと深いところを見つめているのかな。

ファンのどなたかが「SNSで本人と直接繋がれる今の時代、マスコミの影響力はかつてほどはない」的なことを呟いていた。確かに。

ヨガでは呼吸を重んじる。内面と向き合うことを勧める。大きく息を吸って、細く長く吐く時、ライヴでの彼の言葉を思い出す。

「きれいなものだけ吸って〜、ネガティブなものは吐き出して〜」

巨大な会場で、豆粒サイズの彼だったけれど、同じ空間で、同じ空気を吸って吐いて、優しさと愛に溢れた時間を共有できた。

2度目のライヴは、何かと周囲が騒がしくなっていたタイミングだったにも拘らず、心から楽しそうな笑顔で観客の心を温めてくれた。

その後、「人の粗探しをするより、自分のことを頑張ろうよ」というメッセージ。苦しいよね、あなたが、いちばん。

コロナ禍中に母と愛犬の死を体験して、魂の在りかについて考えるようになった。お寺との付き合い方も変わった。

葬式仏教と揶揄されたりもする日本の仏教。わたし自身の認識もそんな程度だった。でも、今はちょっと心の拠り所かも。

宗派の違いなどにはいまだに無関心だけど、たとえば、夕方の東本願寺で、ほとんど人がいない静かな本堂に座っていると落ち着く。

心の中ではずっと自問自答。後悔とか、これからのこととか。

荘厳な建造物。神社仏閣も、教会も、モスクも、一歩足を踏み入れたら、誰にでも厳かな気持ちを抱かせる場所。

3カ月に1回、海外に行くと決めて実践していた時期がある。観光客にも開かれた場であれば、教会やモスクも積極的に訪ねた。

信仰心が篤くない身としては、建造物としてのスケールや建築への興味。それは国内の歴史ある神社仏閣を訪ねる際も同じ感覚だった。

が、最近は、柱や壁に貼られた言葉に(「ああ風くんも言ってたな」と)ハッとさせられたり、救われたり。

たぶん、真理なんだね。みんなが欲しい言葉を、さまざまな表現で音楽にし、シンプルなMCで語る。だから響き合う。共鳴する。

25歳でしかない彼が、どうしたらここまで辿り着けたのか。倍以上長く生きてるおばちゃんに、これからも教えてたもれ。

ああ、またも推しについて熱く語ってしまった。推し活、最高♡

画像は、時々室内に現れる虹。

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