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易経

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易経の簡単な説明記事です。
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#三本足

易経 火風鼎 50

卦辞 鼎 元吉 亨 ていはおおいにきち とおる 鼎の時は大いに吉である。通じます。 鼎は三足の祭器や礼器として用いられた金属器。肉などを煮て供献するのに使われていたものなので、とてもしっかりした堂々とした器です。 このように鼎は「三本の足でしっかり支えあって堂々としたもの」という象意から、安定している、協力しあっているという極めて順調な時とも言えます。近江商人の経営哲学の三方よし(売り手によし、買い手によし、世間によし)の状態であるとも言えます。従って、おおいに吉であり