coffee grounds

 もともと休憩をとるのか得意ではない私は、在宅勤務になって、余計に休憩をとれなくなってしまった。スクリーンロックがかかっている状態で何分が経過しているのか周囲の人にわかってしまうので、PCから離れている時間が長いとさぼりと思われるのでは、と思ってしまうのだ。
 でも、よく考えたら、出社したときは、お手洗いに行ったり飲み物を買いに行ったりで一日に何度も数分以上離れることは当たり前だったのだから、それくらい離れてもとやかく言われる筋合いはなかろうと思いいたった。
 何か「数分」を作るのに都合のいい理由はないかとあれこれ考えた結果、とりあえずコーヒーをハンドドリップすることにした。

 そうやってハンドドリップ生活をしてもう半年以上が経つ。最初のころはタイマーと電子はかりを使いながら慎重にドリップしていたが、だんだん面倒になって、最近はタイマーやはかりを使用せずテキトーに淹れていた。そしてある日、気が付いた、おいしくない。

 というわけでここ数日、ハンドドリップの仕方をあらためて調べていた。せっかくなので、英語で調べて英語でまとめようとしていたら、意味の分からない文に出会った。(後掲の動画より)

Basic quantity of coffee grounds and water
Add 3 times as much water as the grounds x5 pours

 ここにおける "grounds" とは何だろうか・・・。まさか「地面」でも「立っている場所」ではないだろうし・・・。
 考えてもラチがあかなかったので、手元の辞書に "ground" の意味を訊ねてみたところ、次のような記述があった。(ジーニアス英和辞典第4版より)

[~s] (コーヒーなどの)かす(coffee ~s).

 それでもピンとこない。 "ground" にはたくさんの意味があるが、およそまとめると「立っている場所」という意味のはずだ。それがなぜ「かす」になるのか・・・。

 少し考えて思いついた。次のような連想があったのでは。

「地面」
「土」
「コーヒーの粉」「コーヒーのかす」(土みたいな見た目だから)


 あー。すっきりした。

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