M-1グランプリ2024 決勝予想

UNDER5 AWARD→ツギクル芸人グランプリ→ABCお笑いグランプリと怒涛の賞レースラッシュが一息つき、10日後にはM-1グランプリ2024が開幕します。

私は痛いお笑いファンなので「もしやこの10日間は今年のM-1の予想をするための期間なのでは?」と思ってしまいました。

ということで今年のM-1の決勝に進出する9組を予想しました。
しょせんは素人によるへなちょこ予想なので肩の力を抜いてご覧ください。ではどうぞ。


令和ロマン

大本命。ABCも圧巻でしたね。ボケツッコミともにどんどんキレが増していて、M-1を優勝してもまだ伸びしろがあるのが恐ろしいです。当然と言っていいのかわかりませんが、少なからず他の漫才師たちからヘイトを集めているようで、本人たちもそれを分かった上でヒール役を演じて場を盛り上げているので、M-1で決勝に進出したら今までにない盛り上がり方が見れそうですね。漫才の技術とは異なる部分ではありますが、そういった立ち回りの上手さなんかも評価されてほしいところです。あと今の彼らよりも面白い漫才師が10組もいるのかな?なんて思っちゃったりするので、決勝進出はまず間違いないと言っていいでしょう。


ナイチンゲールダンス

去年の敗者復活戦では大活躍だったので、今年は間違いなく決勝に上がってくると思います。去年の令和ロマンや一昨年の男性ブランコと同じパターンですね。2人ともキャラが立っていて平場も強く、おまけに今流行りの大学お笑い出身と売れない要素が見当たりません。実際、去年のおもしろ荘準優勝あたりからどんどん勢いをつけ、今年の7月から冠番組が始まって若手の中では完全に頭一つ抜けた感じがあります。おそらく去年の敗者復活戦の結果を抜きにしても今年決勝に上がっていたはず。そして今年優勝できなかったとしても、しばらく決勝常連になりそうな雰囲気すらあります。


ママタルト

あれだけ太っているのにデブという言葉をなるべく使わないようにしてたり、Youtubeチャンネルの名前が『ママタルト本物チャンネル』だったりと、とにかく優しさに溢れたコンビです。その優しい雰囲気とデブキャラを武器にバラエティ番組やネタ番組で活躍してるところを結構見かけますが、やっぱりM-1での活躍が見たいですよね。彼らのネタは2人ともよく動くので見てるだけでも楽しいですし、最近は漫才中にミュージカルをやったりパントマイムじみたことをしたりセンターマイクを担いだりと、いろんな形で楽しませてくれるところが好きです。


ロングコートダディ

ラストイヤー枠。最近ラストイヤー組はなかなか決勝に進めていませんが、今年はモグライダーやトムブラウンなどを中心として強豪揃いなので、少なくとも1組は決勝に行ってほしいですね。特にロコディはネタのパターンが自由自在なので、ラストイヤーで一体どんなネタをぶつけてくるのかが気になります。過去に決勝に2回出場して2回とも好成績を残していますし、ロコディを応援してる人も多いはずです。私はロコディのマラソンや肉うどんのような変則的なネタが好きなのですが、去年のように王道のしゃべくり漫才で正面から殴り込みをかけて決勝に進出したらそれはそれでかっこいいですね。


カベポスター

R-1の話になっちゃうんですけど、去年のR-1の永見のネタがすごいって話をしたくて。あえて悪い言い方をすると、ただ大喜利を羅列するだけの誰でもできるネタなんですけど、小細工なしのシンプルなネタであの大舞台に立つ覚悟がある芸人はそう多くないと思うんですよね。特徴的なキャラや強いフォーマットをあえて用意せず、自身の大喜利力だけを信じて勝負に挑むのは、自身の大喜利力に対する絶対的な自信の表れでもあります。それがあのシンプルなネタを唯一無二の個性的なネタへと昇華させていて、まさに逆転の発想ですね。M-1でもシンプルなネタで勝負していて、去年と一昨年は惜しくも上位入賞は叶わずでしたが、そろそろM-1との相性も良くなってくる頃だと思います。


ダイタク

過去に5回も準決勝に進出しているしゃべくり漫才が得意なガッチガチの実力派漫才師ですが、まだ一度も決勝に進出していません。今年がラストイヤーで初の決勝進出なるかといったところですが、これってとろサーモンが優勝した時の構図にかなり似てるんですよね。とろサーモンしかりダイタクしかり、実力はあるのになかなか結果がついてこなかった漫才師がラストイヤーでようやく報われる姿はやっぱり感動しますし、M-1にそういったドラマは付き物ですから、決勝に進む可能性は高いと思います。というかシンプルに漫才がめちゃくちゃ上手いので、普通に考えたら決勝に行くはず。


ひつじねいり

ここもとにかくキャラが強いです。特に松村のパッションがすさまじく、一度ネタを見たら一生忘れられなくなるほどの衝撃があります。初見にかなり強くて爆発力はピカイチなので、決勝に出たら台風の目になりそうな存在です。何気に2人とも高学歴で細田は大学お笑い出身だったりと時代も味方につけているので、決勝に行けば結構売れそうな気がします。平場が強いのも魅力ですね。特に松村がユーティリティープレイヤーとしてかなり優秀です。同じしゃべくり漫才師のエバースとどちらを選ぶか迷いましたが、近年のM-1では爆発力が重視される傾向にあるので、より爆発力のある彼らを選びました。


ニッポンの社長

KOC決勝常連の強豪コント師のイメージが強い彼らですが、実はM-1でも準決勝に3度出場している立派なM-1戦士です。ネタ中に車を盗んだりナイフやら銃やらで痛めつけたり女性蔑視のような発言をしたりと、ひたすらにバイオレンスでコンプラギリギリを驀進する尖りっぷりが彼らの魅力ですが、KOC2022で彼らが披露したバッティングセンターのネタのように、バイオレンスな雰囲気を封印した上でケツのマイム一本勝負で笑いを取る、なんて離れ業もできちゃうのは彼らのお笑い偏差値の高さ故ですね。次にダブルファイナリストになるのはきっと彼らのはず。


フースーヤ

昨年の敗者復活戦での戦いぶりを見て、来年は決勝に行きそうな予感がしていたのですが、今年のytvとABCを見て当確を出してもいいんじゃないかと思いました。かなり変則的なネタなのでわりと好みが分かれそうなんですが、上記の3つの賞レースではいずれも大きくウケていたので、すでに彼らの漫才は多くの人に認められたのでしょう。個性的な漫才が大好きな志らく師匠にもしっかりハマっていました。さらに平場も確実にウケてますし、今の彼らはどんな舞台でも自分たちのホームにするだけの力があります。間違いなく今ノリにノッてます。決勝に上がったらとんでもない爆発を起こしそうですね。


以上の9組と敗者復活枠の1組を合わせた10組による戦いになると予想しました。

ご覧の通りのへなちょこ予想ではありますが、予想するにあたっていろんな人のM-1予想を見たり過去のM-1の結果を分析したりと結構ガチで当てにいってるので、半分以上は当たってほしいところです。

それにしても9組に絞るのって相当難しいですね。もう少し枠があればさすらいラビーとか鬼としみちゃむとか候補に加えてました。シンプルに好きなので。もちろん彼らにも期待してます。

果たして今年はどんなM-1になるんでしょうか。楽しみですね。

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