生きているのが楽しくて曲が作れない
銭湯に行くことが多い。お気に入りの銭湯は、googleマップに保存している。値段はどこも同じだ。前までは、入浴料が500円だったけど、最近は、520円になってしまった。(2023年7月現在)その前はもっと安かったのかもしれない。何を決めてとして、お気に入りとするかだけど、据え置きのシャンプーがよく泡立つと嬉しい。あとはお風呂の種類とか、温度とか、番台さんのお人柄とかもあるかもしれない。印象がきついおばあさんとかだと、怖い。都内のスパなんかだと、より機械的というか効率性がある。それはそれでいい。お客さんの感じも少し違ってくる。もちろん、お気に入りのところへ行くのもいいけど、全然知らない土地や、たまたま寄った駅でひとっ風呂するのも好きだ。銭湯は、だいたい15時くらいから、開店しているところが多い。その時間から行くのも好きだし、ちょっと日が落ちてから行くのも好きだ。それから、少し飲みに行く。ご飯を食べる日もあるけど、それが最高すぎて、曲が作れない。もうそれ以上、何もしたいと思わない。
生きていてしんどいことも多い。制作に関して言えば、しんどくてもまた、曲が作れない。夏に入ってから、ずっと風邪気味だ。外に出ると暑いし、冷房がかかっていると寒い。大きな布団をかぶって眠りにつきたい。冬の方が、いい夢を見られた気がする。お店に入ると、めっちゃ寒い。ダウンジャケットを着ていてもいいくらいだ。寒いせいか、お腹が痛くなることも多くなってきた。
常温の水を飲むことが、唯一の暇つぶしだ。
一度寝てしまうと、曲が作れない。寝起きは、もうしんどい。何も面白くない。エンジンがかかるまでに時間がかかる。エンジンがかかっても、寝てしまったら終わりだ。寝るまでに、曲を完成させないといけないなんて、そんな苦行があるだろうか。現実的な方法として、気分が乗ってる時に、少しずつ作業している。早く完成させて、おいしいご飯をたくさん食べたい。
ただ、曲を作っている時に、脳がいい感じになることがある。パワーだ。脳の構造が、再構築されていくような感覚がある。時間性を忘れさせてくれる。結局は、時間が人を苦しめる。そこから解放されるのは、曲を作っている時か、楽しいことをしている時だ。しかし、その二つは脳の構造が違う。脳科学者ではないから、詳しくはわからないけど。生きているのが楽しいと、曲は作れない。不可逆的な要素がある。きっと絶妙なバランスで、脳はできているのだろう。人生は、綱渡りのようだ。
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