「きんきゅう会議」を行います!

暦の上では、学校の新学期が始まってほぼ10日。といっても休校は継続、子供を持つお父さんお母さんはいろいろご苦労されていることかと思います。

緊急事態宣言が出た4月7日の朝、妻と私の発案で、家族4人が集まって家庭内「きんきゅう会議」を行いました。

宣言が出る前の段階で、始業式以降、授業が普通に行われないことだけが決まっていました。ただ、暦の上では翌日から新学期が始まるので、それまでなんとなく春休みが続いていてかなり「放置モード」だった我が家でも、これからはそうはいかなくなる、と子供たちに話しました。どんな宿題が出るかわからないけど、とにかく明日の始業式からは、ある一定の時間、勉強する時間を作ろうね、ということになりました。

ただこれが適用されるのは元気な下の子供だけで、睡眠障害の上の子供は「対象外」。毎年4月は、上の子供は睡眠が不安定で最も体調を崩しやすい時期だからです。なので、とにかく無理をしないこと、そして下の子供の勉強を邪魔しないことをわかってもらいました。

8日の始業式では、教科書が配布された他、漢字ドリルをやるように、といった指示が出ただけ。今後の宿題は学校のサイトを経由して出す、ということでしたが、結局この週は宿題が発表されず、授業もない状態で、なんとなく春休みモードがだらだらと続く感じになってしまいました。

そこで、私の発案で、4月12日、日曜日の朝、第2回「きんきゅう会議」を行うことにしました。さすがにこの状況はまずい、と判断したのです。

この会議で決めたことは、ふたつ。一つは、勉強する時間をより具体的に設定したこと。子供たちの意見も聞いて、毎日午前と午後1回ずつ、午前は30分、午後は1時間となりました。もうひとつは、当面「会議」を毎週日曜日の朝行うことです。

週1回やることにしたのは、状況がめまぐるしく変化するからです。いつ学校からどういう指示が出るかもわからない。実際翌13日、何の前触れもなく学校からこの1週間の宿題が発表されました。とりあえず1週間単位で宿題が出ることはわかりましたが、5月6日に休校が終わる保証はどこにもありません。

一方で私と妻の予定も毎週変わります。妻も私も持病持ちで通院する必要があり、週によって親のいなくなる時間帯が変化する。さらには私のテレワークの時間帯も業務の都合でちょくちょく変化したりする、という状況で、少なくとも週1である程度の「予定」を家族全員が認識して動く必要がありました。

こうして、当家始まって以来、家族全員が見る1週間のスケジュール表が作成されました。これまで、私と妻が共有するスケジュール表はありましたが、家族全員で共有するものは初めてでした。

実はこういうことはもっと早くできたのかもしれない。ただ、このウィルス騒ぎのおかげで、家族各々が自覚を持ってスケジュールを管理する、という認識が生まれたのは、とてもいいことだと思っています。実際今週はまずまずスケジュールが管理できていて、下の子供の宿題が順調に進んでいます。

家族の一員として他人のスケジュールを認識すること、あるいはスケジュールがうまくいかなったときに方針転換して対応すること。そうやっていろんな意味でスケジュールを管理していくこと。これは小学生にとってはとても重要な「学習」の一つではないか、と思っています。

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