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【ラボメンバー紹介⑤】【産休中】食を通じたコミュニケーション。タピオカ研究所プロジェクトの柴崎寛子さん。

私のプロジェクトは、『タピオカ研究所』です。湖南市は、滋賀県の中でも外国人労働者の移住率が特に高い。タピオカの原料となる『キャッサバ芋』を通じて、日本人と多国籍な外国人コミュニティをつなぐことを目的とした活動です。移住したばかりの頃は、不定期でタピオカドリンクを販売しながら、ブラジルコミュニティとのつながりを探していました。しかしブラジルでは、キャッサバ芋は主食やおかずの立ち位置。本来の芋としての食べ方をPRしたいと考え、まずは夫のカフェ『Dongree』で提供しようと具体的に動き始めました。徳之島や埼玉の農園にも勉強に行き、現在は自分でもキャッサバ芋の栽培にチャレンジしています。と同時に、岩根でキャッサバ芋を栽培されているブラジル人農家さんとの出会いも!

 2020年11月より、カフェのランチプレートで使うキャッサバ芋を湖南市産に切り替えました。まずは日本人の方に、湖南市でブラジル人の方が育てているキャッサバ芋があることを知って、味わってもらうことが大切かなと。味付けも、日本人好みに合わせています。ブラジルのみならず、アフリカなど諸外国にゆかりがある方々からの問い合わせも増えてきたことが嬉しいですね。食は、言葉が通じなくてもできるコミュニケーションのひとつ。これから徐々に国際交流や他文化共生を深めるべく計画中。

 キャッサバ芋の農家さんも、話せるのはポルトガル語。販路もブラジル人ネットワークが中心と聞いたので私がまず購入、簡単に美味しく食べられるよう加工調理した上で、認知拡大と販路開拓を進めたい。例えば、ここぴあなどの物産店で販売することができたら、地域の方にも知ってもらえるきっかけになるかなと、現在設備を整えています。キャッサバ芋は、小麦粉のように粉としても使える食材かつグルテンフリー。健康面においても可能性を感じています。私のこれらの活動を通じて、湖南市のキャッサバ芋を知って食べてもらえることで、外国人労働者の居場所や、やりがい、雇用機会の創出に繋がったら素晴らしいですね。ぜひ一度お芋を味わってみてください!きっとハマると思います!

↗食・国際交流・デザインーーーーーーーーーーーーーーーー↙
Anokhi Design
滋賀県湖南市石部中央6丁目1−56
TEL  090-7979-7491
https://www.anokhi.design/



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