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※終了しました 9月推し本キャンペーン 井上奈奈著『星に絵本を繋ぐ』

まちの本屋さんの店主である“ぼく”が、みんなに推したい本を一冊選び、その魅力を熱く、深く、面白く伝えます。作家さんの対談や、オリジナルの特典など、とにかく「推し本」を推しまくります。

一冊の本を深く読み込むことで、本の楽しさを再発見するきっかけになれば、ぼくはとってもうれしいです。

「みんなに届け!ぼくの推し本」にあたって

SANJO PUBLISHIGでは、「みんなに届け!ぼくの推し本」キャンペーンとして井上奈奈さんの『星に絵本を繋ぐ』をピックアップして推します。

今回はそんな推し本についてと、関連本をご紹介します。

ぼくの“推し本” 『星に絵本を繋ぐ』

美しい本を作りたいけれど、
美しいだけの物語は描くに値しない。

I want to make a beautiful book,
but a story that is only beautiful is not worth drawing

ドイツ・ライプチヒにて開催された「世界で最も美しい本コンクール2018」で銀賞を受賞した『くままでのおさらい(特装版)』など芸術性の高い絵本を創作し続ける作家・井上奈奈が書き下ろす、「絵本」以外では初となる著書!

本書は絵本を作るという行為が繋いでくれた「世界」についての話であり、
「美しさ」についての話であり、「絵本を作ってみませんか」というお誘いの本でもあります。
(「はじめに」より)

これまで制作してきた絵本の制作ストーリーや細かな拘りポイントを紹介する1章「作品集」、井上さんの普段の絵本の作り方・考え方を工程ごとに丁寧に文章化した2章「絵本を作るときに大切にしている10のこと」、井上さんが講師を務めるワークショップを追体験できる3章「絵本創作ワークショップ」。どれも読み応えのある3章構成です。

多くの美しい絵本を作り出してきた井上さんの創作方法は、はっとするような発見や驚きに満ち満ちています。絵本を作ってみたいという方はもちろん、すべての作り手に読んでいただきたい、創作意欲を掻き立てる一冊です。

星に絵本を繋ぐ、関連本について

SANJO PUBLISHINGでは、推し本キャンペーンの始まりとして出版社の雷鳥社や、著者の井上奈奈さんが描く本を取り揃えました。

珈琲の表現

出版:雷鳥社
著者:蕪木祐介
内容紹介:
いわゆる「珈琲の入門書」ではありません。豆を何g挽いて、何℃の湯温で、何cc抽出する。この通りに淹れれば美味しくなりますと謳う本ばかり。誰かが決めたレシピをなぞるだけでは、あまりに味気ない。一息つきたい時、ぱっと明るい気分の時など、その時々の感情に合わせた一杯、そして、大切な人に振る舞う一杯を、自在に表現するための「淹れ方」に特化した本です。ちょっとした抽出の理屈が分かってしまえば、自分の好む味に仕上げることができます。抽出時に起こっている現象を意識し、理解することが肝なのです。

著者が日々悶々と考えている珈琲のあれこれ、閑談も収録。
喫茶店を愉しむためには?
現在の珈琲市場での流行は?
珈琲のルーツとは?
あらゆる側面から、珈琲の嗜み方をご提案します。新たな定番となりうる珈琲の淹れ方・嗜み方の本。

僕の妹は、写真家になりたい

出版:雷鳥社
著者:
青山裕企
内容紹介:
妹は、家族以上、恋人未満。
写真家の《兄》青山裕企が、カメラマン志望の《妹》高校3年生に写真指導をしながら、等身大の彼女の春夏秋冬を撮りおろす。《兄》による「写真の撮り方」講義や、《妹》の撮った写真・手描きのノートも挟み込んだ、写真文集にして実用書。これまで、記号的な《彼女》を撮ってきた青山氏が、「制服を着ていない」女子高生の《個》を激写した金字塔的作品です。

紋の辞典

出版:雷鳥社
著者:波戸場承龍、波戸場耀次
内容紹介:
江戸時代に多くの種類が生み出され、日本人が慣れ親しんできた家紋。その図柄はすべて、職人によって正円と直線のみで描かれる。モチーフの本質だけをとらえた、日本独自のシンプルで美しいデザインの仕組みに迫る。
着物に家紋を描き入れる職人「紋章上繪師(もんしょううわえし)」が、美しさにこだわって描いた全283点の紋を紹介しています。「基本の紋」142点、「見立て紋」136点、「現代の紋」5点。「基本の紋」では50,000種類ともいわれる家紋の中から、代表的な紋、希少な紋を選び抜き、対抗ページに作図過程がわかる「紋曼荼羅®(もんまんだら)」を掲載。波戸場承龍オリジナルのアート作品でもある紋曼荼羅によって、家紋を描く際の線の軌跡を見ることができます。また、巻末の「紋の仕組み」は、家紋を組み立てる構成名別に紋を引けるようになっており、その機能についてより深く知ることができます。

ショートケーキを許す

出版:雷鳥社
著者:森岡督行
内容紹介:
ふわふわのスポンジと生クリームと苺。この「日本型ショートケーキ」は、およそ100年前に日本で生まれ、今日まで独自の進化を遂げてきました。本書は森岡書店代表の著者が、ショートケーキを愛するもの=「ショートケーキ応援団」として綴る、書き下ろしエッセイです。登場するのは25店のショートケーキ。一つひとつのショートケーキをいただく度に、物語が広がります。ショートケーキのまわりにある出来事、人物、建築、完全な思い込みによる妄想などなど。100年前から私たちの時間に寄り添ってくれているショートケーキ。ショートケーキとは何か?コラム「日本型ショートケーキの誕生」ではその起源に関する新たな資料も出現!ショートケーキのまわりにある時間をご堪能ください。

そんなふうに生きていたのね まちの植物のせかい

出版:雷鳥社
著者:鈴木純
内容紹介:
ずんずん近づく それが植物観察家。
植物観察家の鈴木純さんが、まちの植物にずんずん近づいて、個性的な見た目や生き方、謎解きなどをぶつぶつ言いながら楽しみます。観察の楽しみ方のコツが伝わるようにとの思いを込めて、漫画のようなコマ割りで、著者と一緒に観察しているような感覚で読めるようにしました。まちなかの植物を約30点掲載。使用写真は500点ほど。初心者でも楽しめる❝近づきすぎ❞な植物観察本として。この本を読むと、まちの見え方が変わります。

道具のブツリ

出版:雷鳥社
著者:田中幸、結城千代子
内容紹介:
理にかなったものは美しい
25個の生活道具とそこに隠されたブツリをひも解く、風変わりで、やさしい、物理学の入門書。
身の回りのものはすべて自然の原理や法則のもと成り立っています。役に立たないと思われがちな中学・高校で習うブツリが、 実はさまざまな道具がもつ「用の美」の基礎になっているのです。本書は、誰もが一度は使ったことのある生活道具を「ながす道具」「さす道具」「きる道具」「たもつ道具」「はこぶ道具」の5つの章に分け、物理を専門とする教師ふたりが、ああでもない、こうでもないと呟きながら、 道具とブツリの面白い関係について語ります。
難しい公式や計算はいっさい出てきません。点で突き刺すフォーク、慣性の法則で水を切るざる、無限の刃渡りをもつピザカッター、空中の支点でてこを動かすハサミ…etc.
紀元前に生まれたスプーンや車輪など、 今なお変わらない道具の形やしくみにもう一度目を向けることで、長い年月を経ても廃れない道具のデザインや機能が見えてくることでしょう。
開くと正方形になる縦長の判型、開きのよいコデックス装。そして色やテクスチャを版画のように重ねた、 独特な風合いのある大塚文香さんの挿絵にもご注目!

星の辞典

出版:雷鳥社
著者:柳谷杞一郎
内容紹介:
手のひらサイズのビジュアルブック。「辞典」シリーズ第3弾!
神秘的で奥が深い星座や天体について、豊富な写真とイラスト付きで紹介します。もちろん、辞典なので用語などの詳しい解説や豆知識もしっかり掲載。星座や月など4つの章で構成しており、星座の章では88星座を網羅していますので勉強にも役に立ちます。「辞典」シリーズならではの、ボリュームがありながらコロンとしたサイズ感も健在です。プレゼントにも最適の一冊です。

色の辞典

出版:雷鳥社
著者:新井美樹
内容紹介:
あなたが見た色、その一つひとつに名前がある。
大好評! 手のひらサイズのビジュアルブック「辞典シリーズ」第6弾!
シリーズ初のオールカラー、オールイラスト!
367色にも及ぶ色の名前の由来や成り立ちを紹介。
色名ごとに、その色を使ったイラストが添えられており、微妙な色の違いを感じ取ることができます。色を知ることで、毎日の風景がより美しくなる一冊です。

オオカミと森の教科書

出版:雷鳥社
著者:朝倉裕
内容紹介:
「オオカミもワンワンって鳴くの?」「オオカミはどうして遠吠えをするの?」――。大人気『カラスの教科書』につづく「教科書シリーズ第2弾」です。ファンタジーや童話では、オオカミはいつでも悪者。でも、オオカミの素顔を知っているひとは、案外少ない。本当のオオカミは、仲間思いで愛情ゆたかで、ちょっぴりシャイ。そして、地球上の森の「守り神」でもあるのです。本書は、古今東西のオオカミの伝説や歴史をわかりやすく語り、その魅力に迫ります。オオカミの基礎知識と楽しいQ&A、可愛いイラスト満載の楽しい一冊。

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SANJO PUBLISHING 担当:町田
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