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負担重量「規定変更」に意味はあるのか?

ギルデッドミラー「回避」から最初に考えたのがテイエムサウスダン。
優先出走権「未行使」に対して優先出走権馬として本番「2着」という対極性からなのだが、前走「14着」からの頭は流石にないのではないか?という結論に。

次に思いついたのがチャレンジカップ「回避」の中距離(G1)馬であるメイショウハリオ。なくはないのかもしれないが、いまいちグッとこない。

そこで最初は軽視していたドライスタウトが気になりだした。
具体的に言えば彼の【負担重量歴】に。

今年は「別定重量における基礎重量ならびに最低負担重量を引き上げ」が行われたわけだが、ここに番組表理論的意味はないと考える。
競馬会は騎手のためにとはっきり言ってるからだ。

しかしながら【根岸ステークス】の負担重量「規定変更」が引っ掛かる。
昨年までは「1kg増量」対象となった「G3勝利歴」が今年はそうでなくなった。基礎斤量が1kg引き上げられたから?

(令和4年)
(令和5年)

同じG3の優先出走権付与競走【阪急杯】の昨年と今年を比べると、基礎斤量の引き上げ以外になんらの変更はない。昨年も今年も「G2格以上」の勝利歴がなければ増量対象とならない。
つまり「G3実績」を増量対象とするという規定は、昨年までの根岸ステークスの個性だったことになる。
それが今年は「変更」となったのだ。

実力馬と認められたいならG2以上勝ってこい!

BY 競馬会

そこで気になったのがドライスタウトの前走歴(すばるステークス)。
厩舎サイドはローテーションに余裕を持たすために根岸ステークスでなくすばるステークスにしたとコメントしているのだが。

根岸ステークス「負担重量」=56kg
すばるステークス「負担重量」=58kg

ドライスタウト負担重量

ドライスタウトはG1馬であってG1馬でない。
「賞金別定」ではフェブラリーステークス「58kg」は背負わないが、「グレード別定」では背負う。
「G2以上勝ってこい!」という競馬会に対し、「賞金でどうでしょう?」と応えているのだとしたら?

すばるステークス【2着】という着順が何とも中途半端なのだが、今年から増量馬とならなくなったギルデッドミラーと同じ着順を踏んできたのだとしたら、負担重量「規定変更」がサイン発生点となるのかも知れない?


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