【無料】 AIアートスクール #012 精密で複雑な背景の技 Midjourney prompt
はじめに
もともとMidjourneyは、精密で複雑な背景を描くことを売りとしています。
最近のMidjourneyは写真に近づいて来たため、そのような表現を逆に新しく感じて、かつ、Promptが難しいと思われている方も多いかと。
精密で複雑な背景の考え方とプロンプトの例です。
私はプロンプトをシンプルに工夫する技 (AIに考えさせる技)を使うので、精密で複雑といいつつ、プロンプトがシンプルだったりします。
物足りないと感じるかも知れませんが、プロンプトが複雑であれば良いとは限りません。
( この記事で説明するプロンプトはMidjourneyとNijijourneyと基本てきに同じです )
前提 精密と複雑の違い
この記事では「精密」と「複雑」を次のように使い分けています。
精密
複雑
プロンプトの基本原則
複雑な対象をそのまま指定する
背景が海なのか草原なのか街中なのか、
ロケーションによって何が複雑なのかも変わります。
( キャプションにプロンプトを書いています )
東京の雑踏
東京の上空
海
なにが複雑なのか
「海」などは対象をそのまま指定しただけでは「複雑」さが出ないですね。
色であったり、加える要素などを考えていきます。
海なら、船、、、タンカーとヨット、カラフルなヨットもよいですね。
精密さは --stylize (--s) の制御
--stylize で精密さが変わります。
ウニと皿を使った例です。
--stylize 0
--stylize 100
--stylize 1000
--stylizeは値を大きくするほど精密に描きます。
その反面、プロンプトの指定から外れて複雑さが減少することがあります。
精密で複雑な生成の経験値としては、100〜200 が程よいです。
小技集
複雑な場所を考える
逆転の発想で複雑な背景ありきで、シーンを作りたい場合もあるでしょう。
その場合は、複雑な背景の場所はどこか?を考えます。
図書館
石油精製工場
複雑な要素を具体的に加える-1
「海」の応用です。
「石油精製工場」に、複雑要素として、次の要素を加えました。
パイプが沢山
複雑に絡み合う
古く
油
汚れ
水蒸気
複雑な要素を具体的に加える-2
「山の中腹に建てられた町」
これだけでも複雑ですが、複雑要素を加えます。
すべてが描かれなくてよいです。
カラフルな屋根の色
石の
曲がりくねった
細い階段
信号機
電柱
自動販売機
自転車
💡補足
自動販売機や信号機などを指定したことにより、近代の画になります。
時代を具体的に指定しなくても複雑の要素にあわせてAIが考えてくれます。
POPな背景は数量
「沢山の」よりも、
「1000の」などが効果が出ます。
沢山の蝶
1000匹の蝶
💡補足
POPなイラストだけでなく、幅広く使えます。
数は100〜1000が良いです。
多すぎても効果は変わりません。
また、少しで良いときは、5くらいにします。
(必ずしも正確な5にはならないですよ)
以上です、応用してお楽しみください。
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