なりすまし迷惑メール対策(受信許可・受信拒否)について理解しよう
なりすまし迷惑メール対策の受信許可・受信拒否について説明します。
専門用語と細かい例外はのぞきます。
厳密には突破出来るメールもあり得ますが、それは少ないのでおおまかに、わかりやすく説明します。
フィッシング詐欺については説明していませんが、なりすましメール対策をすることで、それらも減らす事が期待出来ます。
基本
セキュリティの基本は「進撃の巨人」の壁
巨人が来るかもしれない方向にだけ壁を建てるとします。
無意味な事がわかるかと、これが「受信拒否リスト」に該当します。
迷惑メール対策に受信拒否は効果がありません。
ドメインを変えたり、アドレスを変えたりして入って来ます。
「受信拒否リスト」は何に使うのか?は、後で説明します。
では正しいセキュリティ対策は
村全体を壁で囲んで、その上で、必要な箇所だけ開く。
これが「受信許可リスト」に該当する考え方です。
具体的な設定
受信許可リスト
村全体を壁で囲むことを、ここでは「迷惑メールフィルター」と呼ぶことにします。
各々のメールサービスで呼び方が異なりますので、そこは置き換えてください。
まず、この「迷惑メールフィルター」が無効、あるいはそのような機能が無い場合、「受信許可リスト」は意味がありません。
迷惑メールも含めて全てのメールが届きます。
「受信許可リスト」の設定方法がわからないと言うのを目にしますが「迷惑メールフィルター」がそもそも有効なのかを先に確認した方が良いです。
使用しているメールの説明を良く読んでください。
では、この「迷惑メールフィルター」の作用を見ていきましょう。
迷惑メールフィルターOFFの場合は全てのメールが受信されます。
(図1)
迷惑メールフィルターをONにする(デフォルトONも)と、
なりすましメール①と、
なりすましメール対策をしていない健全なメール②が、届かなくなります。
(図2)
しかし、②が届かないのは困りますよね。
そこで、②のメールを「受信許可リスト」へ入れます。
すると②のメールも受信可能となります。
(図3-1)
ただし、「受信許可リスト」を使うと次の事象も発生します。
受信許可リストに入れたメアド、またはドメインを偽装したなりすましメールも受信してしまいます。
(図3-2)
これではあまり役に立たないように思うかもですが、
役に立ちます。
まず②は少ないです、大手はたいてい「なりすましメール対策」をしています。
②にどうしてもかかってしまう、今時「なりすましメール対策」していないところのみ加えると良いです。
よくわからなければ、必ず受信させたいメールは受信許可リストへ入れておきましょう。
⑤に関しては可能性が低くなるとは言え、届いた場合は自分でなんとかしてください。
⑤を警戒して何もしないと、ありとあらゆる迷惑メールが届きます。
この設定をすると迷惑メールはぐっと減ります。
受信拒否リスト
受信拒否リストはどんな時に使うのか。
最初に説明したとおり大量に手を変え品を変え届く迷惑メールには使えません。
個人的に拒否したい相手とか、一度利用した通販から届く宣伝メールを一時的に拒否したいとか、そういう時に使います。
普段困ってる迷惑メールには使わない、と覚えておいてください。
まとめ
受信拒否は使わない
迷惑メールフィルターを有効にする
受信許可リストを使う
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