NBA スパーズのサイドセットオフェンス解説

サンアントニオ・スパーズのサイドセットオフェンスをじっくり眺めていたら、相手チームのディフェンスが気になりだして、結果ディフェンスの解説もしちゃいます。

注目はクリッパーズのチームディフェンスと
クリスポールの「動かざること山の如し」ディフェンスに表れる見事なバスケIQです。

クリッパーズは現状1人エースのポールジョージの体力的な消耗を抑えるために、敢えてペイントエリア付近で待機させる(彼のディフェンスでの動きを極力減らす)作戦を執っているように感じます。そしてディフェンス巧者の彼がペイントで張っている事で、相手オフェンスに尻込みさせるという効果を与えている。
実際のところは、たまたまそういう動きになっただけかも知れませんが、そのように考えるとしっくり来るし、チーム全体を考えた戦略として単純だが、とても効率的な考え方だと思う。そして、それが今のディフェンスレーティングの良さ(102.2でリーグ2位 11/30時点)に繋がっているような気がしている。

ルーゲンツ・ドートに対する「脳筋ディフェンス」は最大級の褒め言葉です。
彼の凄まじいディフェンス力と、チーム全体が上手く連携すれば、練り上げられた戦術を打ち破る事は容易な筈です。
OKCサンダーが、時と場合に応じて彼の脳筋ディフェンスを使いこなせばいいのです。少なくともこの動画でのスパーズのセットに対してはチームで連携が取れたはず。

考えてみたら、ポールジョージもクリスポールも元OKCサンダーに在籍していたんだな…
仮に、この3人が揃ったチームだったら…きっと面白いディフェンスが観れたでしょう。

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