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Jリーグ、中断してはおりますが

 新型コロナウィルスのあれやこれやでJリーグは開催予定だった試合が延期になりまして、今日はのんびり過ごしております。ツイッターではJリーグの公式アカウントやチームの公式アカウントなどで面白いタグにのっかって楽しそうな投稿をしていた。エアJリーグ開催ですって。こういうのに公式が率先してやってくれる感じ、楽しくて好きだ。

 Jリーグの公式がアップしてた映像は去年のFマリノス戦の時のかな。
ファン・サポーターの人たちも各試合このタグにのっかって面白いこと投稿したりしてて、見るのが楽しかった。どうにもやりようがないときにはみんなで楽しんじゃえる空気感は個人的にはとても好きだな。

 プロ野球の方はオープン戦が無観客試合になってその放送はやってたので見てましたけど、カープ戦のあったナゴヤドームは7回始まるときに「ラッキーセブンでございます」って「それ行けカープ」を流してましたね。なんかいいなと思った。

 で、Jリーグの試合を開催しない発表がされた日、2月25日よ。

 この日はFC東京は「京王線・京王井の頭線の一部の駅にホーム開幕戦告知ポスターを貼り出します。36種類(各選手仕様)です」っていうイベント的なものの開始日だったんですよ。この日から二週間掲出の予定、ってね。

↑こういう風に各選手がいろんな駅に貼り出される、っていう。

 これ、楽しみにしてたんです。二週間あるからどういう風にしてまわって写真撮ろうかなと。どの駅にどの選手のポスターがはられるかは毎日少しずつ発表されるので、うちでは誰がどこになるか予想をして楽しんでた。個人的には小川選手がどこになるかが一番気になるわけですけど…

 発表を重ねてもう何人かしか残ってないぞってときに残りを考えたら「桜上水が小川くんに違いない」と謎のカンが発動した。主要駅は認知度の高い選手になるだろうから新宿とかはないだろう、でも各停しか止まらない駅ってのもないだろう。新宿からそう遠くでもない気がするから桜上水が妥当だ、と。このカンは当たるんだけど、このカンの使い所、こういう当たっても当たらなくても特に変わらないようなことにだけ発動するようなのでなにかもうちょっとトクになる使い方はないのかと自分で自分に融通きかないなと思ってる。

あ、ここで話をかえて。今年の我が家の買ったユニフォームはこういうラインナップね。

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 左が夫の。渡辺剛くんは去年入団して一年で日本代表までいっちゃった人。ジュニアユースの年代のときにFC東京の下部組織にいたけど、ユースに上がれる力ではなかった…って話なんですけどそこで悔しい思いした選手でも一年足らずで代表入るんだから、人のやってることなんて他人が「この程度でしょう」なんてジャッジできるもんじゃないってことの生き証人みたいな人 笑。今年はキャプテンマーク巻いてたり企業の広告に写真が載ったり、チームの顔ですからねえ。出世頭みたいな感じ。あやかりたいあやかりたい。

 右は私の。小川諒也ユニ三年目です。そもそも小川くんを応援するようになったのは前回のACLに出てたとき、たまたまテレビで見た試合でたまたま活躍してるのが小川くんだったから。

 当時つきあってた現在の夫がFC東京の試合はホーム全部いくような人だったので必然的にデートが観戦だったりになるのですが、「しばらく東京のゲームは見ていないから今の選手がわからないけど(最初に試合見たのは東京ガス時代です。つまり20年以上前だ。夫より昔から見てることに一応なる)、誰か応援する人がいれば観戦ももっと楽しくなる」と思って、選手の特徴とかを彼になんとなく話してもらっている中で「左利きの期待の若手」的に説明されて。

 そのすぐあとで見たテレビでその人が活躍してるもんだから、この人すごいんじゃないだろうか、応援しよう、ってなったのです。サッカーも野球も、見てるときに活躍した人はすごい人ってなって大抵この人応援したいってなるのでタイミングってあるよね。

 小川選手はというと、ここには書きませんがある意味破天荒ですね、チーム競技の集団生活に慣れてるような人がそれやるんかい! とか、サッカーやる人は空間把握能力に長けてると思ってた とかそういうこっちの勝手なイメージを覆すような… この話はこのあたりにしよ。だけどだけど、なんだか「そこでそれだけは間違えるなよ」って思うようなところで間違えないような人、ってイメージがあるな。あくまで個人的な印象ですけど。思いもしないようなところでつまずいてたりするけど行く方向は間違ってない人、的な。なんか親近感あるわ。因みに夫は私の小川くんに対する「目線」は「お母さんみたいだ」って言います。まあ…そういう年齢だよな…。

 話もどそう。京王線のポスターだったね。その掲出開始が2月25日。その日、サッカールヴァン杯の26日の試合が開催されない旨が発表された。これはJリーグの方もあるな、とは思っていたものの…大事なことに気づかなかった。

 夕方Jリーグの開催延期についても発表があったんだけど、しばらく何も考えず「これは京王線のポスターもなしになるかもね」と夫に言われるまで気づいてませんでした、その可能性に。

 そりゃそうだ、開催日時書いてる告知なんだから、日程変われば張り出すわけにいかないやつだ。そのほぼ直後くらいに、公式で「明日ポスター取り下げます」という発表が…。

 夕飯作り始める時間ですよ。青椒肉絲の予定ですよ。食べたいんですよ。なにその1日限定出現のレアポスター状態。これから雨降るとか言ってるし、どうするどうする…

 ごはん食べてから出かけました。普段は動かない魚みたいになってるけど、こういう時だけはやる気出るのね。いろんなところを見て回ってる時間はないから桜上水に絞ろうと。私の「熱意」にうごかされたのか、夫も「じゃあ俺は千歳烏山行ってくる〜」ってうちを出た。アキヒロがアキヒロ撮りに行くのか…(注:夫はアキヒロと言います。千歳烏山駅は林アキヒロ選手のポスターが掲出されていました)

ちなみに夫が撮ってきた写真はこれです。↓

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アキヒロがアキヒロ撮ってきた (まだ言いたいらしい)

…私はというと、そもそも駅にどういうふうに貼られてるか全然わからない。もしかしたら改札の外なのかもしれない。まず上下線のホームをそれぞれくまなく歩いてみないとわからないかなー と思いながら桜上水駅に電車が入って行くと、運よく自分の視界に入るところにポスターが。

 下りホームにありました。場所はベンチのある背面側なんで、前にいる人がうつってしまうので人がいなくなるのを待った。

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 小川と橋本。 …すいません、チームのこと知らないとなにがなんだかわかんないやつ。橋本行きの京王ライナーがちょうど通過したので。あ、橋本ってのはね、FC東京の背番号18の選手でね、(ギャグを説明するのが苦痛なので以下略)

 と、このあたりでうちのだんなさん合流。ほんとは彼は烏山から明大前に行く予定にしてたんだけど、私が途中で「前に人がいて撮れない。私ポスターのとこにいるから上り電車から撮ってー」ってメッセージしたら降りてきてくれてた。

 桜上水駅っていうと、私が若い時に働いたことがある会社の本社があるところで、その当時は全然こっちに縁がない距離に住んでたけど知ってる地名ではあった。そんなことをちょっと思い出しました。

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上りホームから撮りました。写ってるのは夫ですが、私、こういう写真を昼に撮りたかったの。青空の下で、そんなに人のいない、ちょっとのんびりした時間帯のホームの風景っていう感じで。

 そういう雰囲気の、ポスター自体が風景の一部になってる写真をいろんな駅で撮りたいなあと思ってた。結局昼に見ることは叶いませんでしたが、まあ、来れて気が済んだな。

 …しかしこれ、新宿駅に貼られたポスターはどのへんにあったんだろう、広くて見つけようがなかったんじゃないかと、森重選手のポスターを探した人は他の駅より大変だったんでしょうね。新線って書いてないから新線新宿のほうじゃないよね? とかはらはらしながら。初台とか幡ヶ谷とか、新線の方乗ってないと行けない駅とか、若干混乱するやつ。私しばらく京王新宿と新線新宿の違い、わかってませんでしたもん。

 リーグが中断してるけど、以前予約したものはどんどん届いていて、

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 スケジュールは小川くんデザインのね。今年背番号若くなったから、祝いだとか思ってあれこれ買いたくなっちゃってる。太田宏介を脅かす存在になってくれよと願ったときから思うと、その先輩からポジション奪取して事実上移籍を決意させたこと、そしてその背番号を自らでつけるようになったこと、そのへんのストーリーを思うと小川選手がつける「6」に対する思いみたいなのをのせてしまいたくなるわけよ。

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 これも来た。特典ディスクの方だけ見たけど、インタビュー面白かったな。チームがこれからどうあろうとしてるか…サッカーとしてだけじゃなくてクラブとして社会とどう関わって行くか、みたいな話も触れられてました。そのへんのこと、今現在の中断期間にいつもできなかったことをやってチームと応援している人たちをつないでいこうとしてくれてるクラブ側の姿勢で充分感じられますから、リアルタイムで立体的にここで話していたことの可能性を感じ取ることができています。今後にわくわくしてる。今こんな状況でもスタッフの方をはじめ、みんなが活き活きして見えてる。

 昨シーズン所属した全選手分の紹介映像(味スタの選手紹介で流すやつ)見ても、今シーズンいない選手をみて「懐かしい!」とか言ってしまうかんじ。久保建英選手の映像がもうすごく懐かしかった。

 なにかイレギュラーなことがあって、みんなで「いつもどおり」ができないような時は、「今だからできることをシンプルにやってこう」っていうスタンスで何か新しく良いものが生まれやすい状況でもあるような気がします。

 今まで動かせなかったようなことが良い方向に動く可能性っていうのもあるんじゃないかな。そういう動きに光を見出すことはできてる感じがする。


誰かの心の平穏やきらきらを取り戻すお手伝いがしてみたい。