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2018年に撮った写真

 今年はそれまでよりも写真を撮っていないなあ、と思う。
写真を撮るために出かけること、をしていないからだ。でもそれがナチュラルだなあと自分で思う。出かけることがあくまでも優先順位が上。出かけたい場所に出かけたときに撮りたいと思ったら撮る。本来それでよかった。

 今年は寒い写真で始まってる。東京で雪が降るのは比較的少ないと思うんだけれど、今年はその機会が多かった。最初の雪の時は喜んでカメラを持って外にでたけれど、次からそれはしなくなった。珍しいだけだったんだよね。

 梅が咲いて桜が咲いて、急に出かける機会が増えて写真の数も多くなっていた。やっぱり寒いとカメラを持ってうろうろはしたくない感じになる。花が咲いてくるとやっと寒さに気力が勝てるようになって写真を撮る気力が少し出ますね。

 緑が増えて花もカラフルになってくる時期、自分の誕生日あたりが一番好きな季節。寒くもなく梅雨にもなっていない、良い時期です。

 今年は夏にほとんど写真を撮らなかった。
夏も暑かったからカメラをもってうろうろする気持ちにはならなくて、買い物に行けば買い物を、用事なら用事、サッカーを観に行けばサッカーだけ観て野球に行けば野球だけ観ていた。私のアルバムを見ると夏が短く秋が長いような錯覚を起こす。

 紅葉が始まると急に写真が増えます。顕著です。見てきれいと思わなきゃ別にシャッター押したくないもの。当然なんだけど本当に顕著。
でも、秋とひとくくりにしてもその中でも色合いが全然違います。お天気によって見え方も全く変わってきたりする。

…ここまでのカメラ、SIGMAのDP Quattroシリーズでほぼ撮っています。

画質は良いので色はなめらかにきれいに出てくれるし撮るものによってはアーティスティックな映りになる。個人的には曇りの日にすごく使いたいカメラですが暗くなってから使いやすいカメラではないし逆光に弱めなところが自分にとってはネック。プリントする前提で写真を撮るならすごく良いカメラです。細かいところまできちんと映ってくれる。

 寒くなってから、軽くて暗くても写ってマクロレンズの使えるカメラ(LUMIX GX7 MK II)を買いました。縦横の比率が慣れてるのとは違うのでちょっと難しく感じた。もともと使ってたのと同じ比率なんだけど… もう感覚忘れてます。

 DPを使い慣れてからこちらを使うと色の出方がちょっと違う…と思ってしまうかなあ。ノイズは仕方なしだけどwebで見るとか手軽に残すならばとても使いやすいカメラです。買い物がてらにかばんに入れておくことが目的だものね。

 スマホなどで写真が撮りやすい環境にある現代ですしwebを介してたくさんの人の撮った写真を気軽に見られる時代。だからあえて「自分らしい写真」なんてある意味 "必要"はない、と思うのです。自分らしさなんてわざわざ追求するものではなく、意図してないのににじみ出るのが自分らしさ。消せと言われても出てしまうものだから考えて追求できるものでもない、と思っています。
写真に関してだと、賞賛されたいとかこの道で名を上げるにはそれが必要になると人から言われるというだけのことで撮る楽しみ目線で考えれば意識しなくていいこと。そう考えると、数年後の自分が見返してみたいと思える写真がいつのまにか撮れていることが理想です。
(展示や、仕事などで目的があって撮る写真というのはこの目線ではなく、それぞれに趣旨が違います。)

 …写真で今年の自分を感じ取ろうと思ったんだけど、撮る枚数や機会が減っても結局は同じかんじ。自分は自分なのだねえとしか言いようがない結果になっている気がする。今年は無理なことは無理と言い、休む時は休み、をかなり実行したのですがそれでも結果は無理してるときと同じような感じだった気がしてきた。気負いがないぶん楽に心の呼吸ができていますね。

よかったってことなんだろうなあ。

誰かの心の平穏やきらきらを取り戻すお手伝いがしてみたい。