見出し画像

いとおかし、いとおかし 番外1

完全プロ仕様なので、頭から有料で

高座

『節談』説教は高座で行う。
なんとかとなんとかは高いところがスキ! というわけではない。

「これ、声我より多くの人にとどくため。音響の無い時代のスピーカーシステムです」

などと紹介したりもしたが。

しかし、聖徳太子の講義スタイル(もちろん見てきたやつはおらん)や、
伝教大師の絵図、祖師蓮師絵像にも「高座」はないんだよねえ。

だいたい曲録、イスか薄縁のある台か。

写真は、私が「千年紀」法要で上がった、京都大原・勝林院「講経」用高座(講座)一対の1つ。

ご本尊はさんで左右で問答するわけです。
で、諸僧はそれを聞きながら学ぶということ。

礼盤という本尊に向かって上がる台はあるんだけど、どうもそれとは違うところで、「高座」があったようで。

とりあえず古い文献の「高座」話をいくつか。

ここから先は

2,352字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?