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中小企業診断士 令和2年度 口述試験体験記 質問内容など

こんにちは、謎の診断士です。

2020年12月20日、中小企業診断士の口述試験を受けてきましたので、

その体験記を記載します。

12月11日の2次筆記試験合格確認後に、慌てて事例を読み返し、

事例Ⅰ~Ⅳを頭に叩き込み、受験校の無料想定問答集をダウンロードし、

対策をしてきました。

場所は名古屋経済大学高蔵高等学校。

時間は1時36分開始でしたが、浜松から鈍行で行くため、

午前9時前には家を出ました。

事前に口述対策についてyoutubeなどで調べると、

口述試験の合格率は9割以上の為、

無事に会場に時間通り到着して何か喋れば合格とのこと。

事例Ⅰ~Ⅳのうち、2つの事例が選ばれ、各事例で2つ程度質問されるとの事。

とはいえ、何が聞かれるかわからないし、沈黙してしまうとヤバいと思ったので、

出来る限りの対策はしてきました。

とはいっても1日1時間程度×7日間くらいですけどね。

時間よりも大分早く会場についたので、待合室でかなりの時間を待つことになりましたが、

その間も事例の与件文や問答集を読み最後の追い込み。

対策をしていて思ったのは、事例Ⅳについては聞かれたくないなぁということでした。

事例Ⅰ~Ⅲはある程度自信があったのですが、事例Ⅳは聞かれる範囲がいまいち

想定が付かず、対策がしづらかったからです。

開始時間20分前になると、別の待合室に呼ばれ、そこでまたしばし待機。

そしてついに、番号を呼ばれ、面接室に入りました。

荷物を置くように促され、着座しましたが、、、

正直に言って、かなりやりづらい状況でした。。。

コロナ対策の影響で、面接官2名との距離が3メートル位あり、

かつ自分の目の前に大きなアクリル板、

そして面接官の目の前にも大きなアクリル板

さらに面接官はマスクをしている。

距離が遠い上に、2重のアクリル板&マスクの影響で、

面接官の声がかなり聞き取りづらい状況でした。

かなり前のめりの姿勢になり、耳を立てて面接官の質問を聞く形となりました。

面接官A:「まず、事例Ⅳについて質問します」

私:うわぁ、事例Ⅳかよ。どんな質問が来るんだろう。ていうかよく聞こえないなぁ。

面接官A:「D社は借入金が多いですが、短期借入金が多いことによる財務的な影響はどのようなものが考えられますか?」

私:ふぁ??どゆこと?

しばしフリーズした後に、キャッシュフローに気をつけなければいけないというような内容を

苦し紛れに答えました。

すると面接官は、「う~ん。。。」という感じの反応。明らかに納得いってなさそう。

これはヤバいかな、と思いましたが。

そのあと面接官が、「短期借入金が多くても流動資産が十分にあれば安心ですよね」

とほぼ答えのような助け舟を出してくれました。

私はその答えをほぼ復唱するような形で答え直し、次の問題へ。

面接官A:「E社を買収することによって、どのような費用を削減する事が出来ますか」

私:ふぁ??どゆこと?

完全にてんぱった私がフリーズしていると、

「共通してかかっていた具体的な費用などはないですかね」

とまたも面接官から助け舟。

私は、効率的な人員配置などにより営業にかかる人件費などの費用を削減できるという

内容の答えをしました。

そして次の問題。

面接官B:「事例Ⅰについて質問します。A社とグループが連携をとるために留意する事はなんですか?」

私は、

A社長は異なる事業を統括する体制づくりや若手の活用、非正規社員の活用、ダイバーシティの促進により経営の合理化を進めているが、

今のグループ全体の制度は祖父の経験や勘をベースとしたものになっており、前近代的なものなので、両社のバランスをとることが必要。といった内容を答えました。

面接官B:「もう少し具体的に説明してもらえますか」

私は、

親族以外の役員登用により経営の意思決定において思考の多様性を確保する事や、

柔軟な勤務条件など、柔軟な人事制度を構築する事。といった内容を答えました。

面接官B:「それでは、試験は以上になります。お疲れ様でした」

という流れで終わりました。

正直、え、もう終わり?って感じでした。

なので、質問内容は事例Ⅳで2つ、事例Ⅰで1つ(「もっと具体的に」、を入れると2つ)。

合計で3~4個といった形であっという間に終わりました。

事例Ⅰは普通に答えられましたが、事例Ⅳは焦りました。

今冷静に考えればまともに答えられますが、その場では結構テンパってしまいましたね。

でも、面接官がほぼ答えのような助け舟を出してくれたので何とか沈黙は避ける事が出来ました。

やはり、落とすための試験ではなさそうですね。

財務についてはもうちょっとしっかり勉強しようと思いました。

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