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中小企業診断士 2次筆記試験に一発合格する方法

こんにちは、謎の診断士です。

以前の記事にも書きましたが、

私は昨年10月から勉強を始め、今年中小企業診断士試験に独学で初挑戦しました。

そして、無事1次・2次共に一発で合格することが出来ました。

1次試験合格のために私がしたことについては既に記事にしていますので、

今回は、2次試験合格のために私がやっていた勉強法について綴っていきたいと思います。

【2次筆記試験の勉強の流れ】

1次試験の勉強中は、2次試験には一切触れていなかった為、私が2次試験の勉強を始めたのは、

1次試験合格確認後の、8月25日以降になります。

それまでは、事例Ⅰ~Ⅳの区別もわからない状態でスタートしました。

1次試験合格のための私の勉強法が、「過去問をひたすらやりこむ」ということだったので、

2次試験においても同様だということはわかっていましたが、何せ時間配分や制約条件に気を付けるなどの知識すらなかったので、まずは情報収集を1週間程度していました。

そこからの流れは下記の感じで進めました。

A:初めの1週間:情報収集&全体スケジュールを立てる&参考書購入

B:きゃっしぃ先生流の解き方で過去問を解く

C:ふぞろいで自己採点&時間配分の振り返り

D:自分なりの解法に修正

E:修正した解法で過去問を解く

F:ふぞろいで自己採点&時間配分の振り返り

G:EとFをひたすら繰り返す

という流れです。

初めの1週間は、YouTubeやネットサーフィンで2次筆記試験の攻略法をいろいろと調べていました。

最終的には過去問をやりこむことはわかっていましたが、具体的な解法や時間配分、事例ごとの特徴についてはあらかじめ知識をつけていた方が良いと思います。

結果的に私が購入した参考書は、これです。


ふぞろいな合格答案 10年データブック
Amazon(アマゾン)
4,075〜12,095円


過去問自体はネットで無料でダウンロードできるのでそうしましたが、各問題の自己採点にはこれを活用しました。

2次試験は正解が発表されない試験なので、自分の解答とこれの解答を照らし合わせて、

キーワードが使えているか、方向性があっているか、という点を振り返りました。

そして、私が解法を学んだのが、きゃっしぃ先生のこの本です。


「まとめシート」流!ゼロから始める2次対策: 中小企業診断士2次試験対策
アマゾンジャパン合同会社
880円


これを参考に、まずはきゃっしぃ先生の言う通りの解法で過去問を解いてみて、

自分なりの解法に修正していくということをひたすらやっていました。

ただ、この通りの解法でやってもいつも時間が足りなくなるという事態になったため、

やりかたを自分なりに変えました。

【たどり着いた2次筆記試験の解法】

最終的に自分がたどり着いた時間配分は、下記のとおりです。

① まず設問文を読む

② 設問文から想像した解答の構成、解答の出だしだけを設問文の下に書く

(「要因は①~、②~である。」「理由は①~、②~である。」など)

③ 切り口を設問文の下に書く

(「SWOTを使って書く」「ダナドコで答える」など)

④ 前設問で①~③を行う

ここまでで開始から5分

⑤ 与件文を読みながら、事例企業のSWOTにあたる部分に線を引く

(全部同じ色のマーカー)

ここまでで開始から15分

⑥ もう一度設問を読み、設問1の解答に使う与件文を設問毎の色でマークする

(設問1は青、設問2は緑、設問3は赤など決めておく)

⑦ 設問1の色でマークした与件文の部分を使いながら解答欄に解答を書く

⑧ 一つの回答を書き終わったら次の問題へ、⑥~⑦を繰り返す。

1問につき12分程度使う→全部で5問だとここだけで60分

ここまでで開始から75分

⑨ 見直し。SWOTでマークしたところが満遍なく使えているかをチェック

ここまでで開始から80分

といった形です。

きゃっしぃ先生流のように、解答メモを作ったりする方が良いとは思うのですが、私の場合、その方法だと何度やっても時間が足りなくなったので、解答メモ作成をすっ飛ばしました。

また、設問の答えに使う部分の与件文マーク(⑦のところ)を先に全設問でやった後に、設問1から解答を書き始めると、解答を書く際に与件文を再度読むことになり2度手間になって時間が足りなくなりました。

この自分なりの解法にたどり着くまでに、かなりの労力を費やしました。

【何年分事例解いた??】

この試行錯誤の間に、過去問5年分を1回通りは解いたと思います。

そして、解法が固まってからは、ひたすら過去問を解きまくりました。

事例Ⅰ~Ⅲについては過去10年分を2回通りは解きました。

そして事例Ⅳについては過去10年分を3回通りは解きました。

朝5時に起きて、5時半から7時まで問題を解いて出社する日々でした。

そして、朝解いた問題を昼休みに答え合わせをしていました。

夜は時間配分の振り返りや、次はこういう方法で解いてみよう、など考えたり、

ふぞろいの解説を読みながら知識を固めていきました。

【めちゃくちゃ役に立った情報源】

また、一発合格道場のブログを読んで、効果的な事例ごとの解答の切り口なんかも勉強していました。

特に、下記のブログは非常に役立ちました。是非参考にしてみてください。

https://rmc-oden.com/blog/archives/107694

そして、事例Ⅳについてはこのブログがめちゃくちゃ役に立ちました。

https://shikakutorunara.tokyo/secondary-exam-iv/

この二つのブログが無かったら、私は独学で合格できていなかったのではないかとすら思います。

【結局何時間勉強して受かった?】

朝1.5時間、昼1時間、夜0.5時間で合わせて3時間/日位でしょうか。

でも、本当に直前期になるまでは、日曜日はほとんど勉強しませんでしたね。

休息日という形で子供と遊んだり、家族で出かけたりしていました。

さすがに10月に入ってからは日曜日も図書館に行って勉強していましたが、

2次試験にかけたトータル勉強時間は大体200時間くらいだったと思います。

1次試験にかけた勉強時間は以前の記事でも紹介したように、

600時間程度なので、

あわせて800時間というのが、総勉強時間ですね。

【2次筆記試験合格のポイント】

合格のためのポイントをまとめると、

2次試験においては、

・とにかくいろんな人の解答を見て、自分の解答と照らし合わせて考える事

・試行錯誤して自分なりの解法を身に着ける事

・これらを続けながらひたすら過去問を解きまくる事

の3つに集約されると思います。

長い記事になってしまいましたが、少しでも参考になれば幸いです。

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