パペットと雑談「大人の発達障害治療/子供たちとの関係 前編」
皆様、こんにちは。
今回も、パペットとお話ししていきます。
グロッグ「きみの よりそいりょく たまらん〜」
けじゃ「なあなあ ぼくって だいこんおろしに ちょっとにてるー?」
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最近の投稿についてのお礼
私「けじゃちゃん」
けじゃ「なーあーにぃ」
私「先日書いた、大人の発達障害治療についての記事4編、思ったより皆様が受け止めて下さってるみたいで、閲覧数に対するスキの反応が、いつもよりドッと多いんだよ」
けじゃ「ホントありがたいねぇ・・・皆様、ありがとうございますぅ」
私「うん、そもそも今回の一連の内容は、私としては、発達障害について調べたことがある人なら常識として分かってる範囲だと思い込んでたの。わざわざ、こうやってきちんと説明する方が野暮だろうって。最近、そうじゃないと実感する出来事があったので、書いてみたのね」
けじゃ「あ・・・何か、お友達と、そのお子さんたちと外出することがあったんだってねぇ??。。。あ~鼻がかゆい、ほじほじ」
私「そうなの。・・・けじゃちゃん、鼻ほじってる?!この流れで、鼻ほじる?!というか、鼻、どこ?!!!」
きんぎょにも、ねこにも、けじゃちゃんの鼻は見つからないのでした・・・
けじゃ「ウフン、鼻ほじりながら聞いちゃうぞっ」
お友達とのお出かけ
私「まあこれはあるあるなんだけど、はったつしょうばい。。。しょう。。。発達障害がね、親子共にあるのは珍しくないの。親が診断受けてるか、自覚があるかというのとは別でね。診断なくても、明らかにそうやろ、って人はたくさんいるんだけどさ、今回は治療してない親子の話ね。あくまで、特定の誰かというより、まあ、いろんな話を混ぜたり改変した作り話として聞いて?
発達障害傾向があるお友達のね、やっぱり、発達障害傾向があるお子さんたちの話は、前から聞いてたんだー。お子さんは全員で2人よ。それでね、話を聞いてるだけだと、そのお友達はちょっと過敏かもしれないけど、よく見守ってるんだろな、って思ってたの。というかまあ、正直そこまでしっかり話を聞かせてもらえなかったからよく分からないし、幸せを祈って信じるのは人間関係の基本だから、そうしてたの。私は他にも、障害があるお子さんがいるご家族と時間を過ごすことあったしさ、まあ、イライラすることも分かるし、日々、当然叱るときもありながら、過ごしてらっしゃるんだろうと思ってたわけ」
けじゃ「うんうん」
私「それでね、実際出かけたら、お母さんであるお友達はずっと、落ち着きがない小さいお子さんのことを厳しく見張ってるのね。せっかく遊びに来たのに、上司の葬式かよってくらい横で子供をずっと管理しているわけ。もちろん、上のお子さんはいちおう下のお子さんの面倒は見てるんだけど、それにしても、何だか常に全身で耳をそばだてているような、妙な緊張感がある子供たちだなと。
私だって子供と接する機会がいちおうあってさ。何かのイベントごとに参加したときとか、ふだんバス停とかで、出会ったその辺の親子と楽しく会話したりとか、単にお呼ばれしてもらったときとかね。仕事場が、ずっと上司の子供がいるとこだったこともあるし、ホストファミリーと暮らしたこともあるし、自分に子供がいなくとも、何だかんだ思い出が色々あんのよ。
親子関係が健康だと、この大人も子供も屈託がない表情とか、話し方や、体の動きをして当然なんだけれど、この子たちは、ずっとピンと糸が張っている感じなのね。遊びに来ているのに、ふにゃふにゃとほどける瞬間が、私が見ている限り、一度もなかった。食事が足りなそうとか、着てるものが破れている、粗末だったり汚れているということはない。ただ、この感じは私はまあよく知っている、そして見たくなかった気配なんだ。それがまず最初の違和感ではあるんだけど、会場では、お友達が小さなお子さんをご自身で管理するため私と離して、すぐ近くにいることができなかった。その後がチャンスだと思って、その会場を出てから、もう少し違う面が見れるかなって一緒に過ごしたの」
けじゃ「最初の印象で決めない方がいいもんねぇ」
私「そうだよね、そしたらさ、その後の時間がね、上のお子さんがずっと、お母さんであるそのお友達にぴったりくっついて、落ち着きがない方の小さなお子さんの悪口をずっと言っていたの。お友達は『ホントにね』と頷いたり、一緒に悪口を続け、その小さなお子さんは、会話が聞こえてるはずなんだけど一切振り返らず、聞こえないふりをしながら、その前を一生懸命歩いて行くという構図が、別れ際まで続いたのよ」
けじゃ「うわぁ・・・それってさぁ、れいなちゃんという外部の人がいる状況でもその態度が出るってことは、普段からおうちの中がそういう構図になってるってことだよね。で、それを誰も疑ってないくらいには、おうちが、実質、閉鎖的になっているんだよね・・・」
空気感
私「うん・・・もちろん叱ることがあって当然なんだけど、数時間過ごす間、ずっと最後までそのままっていうのはやっぱり病理だよね。私も、何度も空気を変えようとして隙間を探して発言したんだけど、すぐ、お母さんか上のお子さんのどちらかが、悪口を発して、戻ってしまうのね。私の発言に被せるように、後ろで。。。」
けじゃ「空気を変えるって、どうしようと思ったの?」
私「おうちの中の空気が健全だったら、外部の人である私が、しかるべきタイミングと内容で、緩和させるようなことをポーンって投げかければ、そっちにつられてボボボボッて空気が動いて、楽しいことが波動みたいに広がって、親子の会話がぐっとひっくり返るのよ。だってそっちが基準だから。例えば私が子供を褒めたら、『え?でも何かぐずぐずしてて・・・あ?あれ?』となって、全員ほころんで、明るい話題に変わるもんなの。でも、ここの家は、私が褒めても、『毎日最悪なんですよ』みたいな覆い被せる悪口が出てきて、もう一人が『ほんとに・・・何なんだろうこの子』って声に出して同調するから変わらない。そんな感じで、逆なわけ」
けじゃ「れいなちゃん、その逆って、昔、実家で経験してきた空気感じゃないの・・・?」
私「うん・・・ま、はっきり言ってしまえば、そうなんだよ。発達障害のみならず、過去に被虐待児の診断が下っている私がね・・・。これはねぇ、特に、実家で食事をするとき私、親ときょうだいで座ったときに起こってた構図だよ。
でさぁ、その上のお子さんがね、『お母さんの味方』じゃないと居場所がないという強迫観念が、潜在意識の中にあるんだろう、っていうのもすごく見えたの。もし精神的に余裕があればね、年の離れた小さなきょうだいと、お母さんとの間を取り持とうと動くか、一番弱い立場であるきょうだいをさりげなく守ると思うんだ、それが成功するかしないかとは別にね。自立した位置を探っていける気力があればだよ。
それが、このお子さんの場合は、力関係で言えば圧倒的に、子供たちの上に当たるお母さんの方のみに、寄っていく。さっきの会場では、いちおうはきょうだいに何か話して聞かせている場面もあったけど、あの『管理下で落ち着きがなかったことをお母さんがキレた』という結果が出たあと、スイッチが完全に切り替わったように、お母さんの方にくっついたわけ」
けじゃ「あああ・・・」
私「もう、見てる私は頭いっぱいよね・・・お母さんがきつく叱ってても、子供があっけらかんとしてられる、健康な関係性もあるわけ。で、そっちかもしれないと祈ってたけれど、まあ・・・明らかにそうじゃないよね、状況からの推測だけどね。で、上の子とお母さんは、互いに寄り添っていると思っているかもしれないけれど、本当は上の子、お母さんに対する緊張感が強すぎて、下の子との仲を取り持とうとするとか、うまいことお母さんをかわし、下の子を守ってあげる、という立ち位置を取る気力が残っていないんだよ。自覚はないだろうけれどね」
けじゃ「ああ・・・」
私「上の子は、いちおう口元で笑顔を作ってくれるし、敬語ではきはき話してくれるけれど、表情の頑なさは変わらず、また、笑顔全開のようではあるけど、笑うときってそうやる?もっとほぐれてフワ―――ッとするのが、人間が幸せなときの笑顔なんじゃないの?と不安になる、何だか固い動きの含んだ表情でね・・・やはりご家庭での緊張が高いんだなあと心配ではあったけど、何も言わなかった。後日、そのお友達から、『れいなさん、上の子からあの人印象悪かったって。でも絶対相性いいと思うから、今度うちに来て、上の子と交流してくれない?』って、めちゃめちゃ明るい声で聞かされたけどね。それはねぇ、笑い話じゃなくって、一緒にお出かけした友人に伝える内容じゃないのよ。印象が悪かったらしいなら、黙っておいて、自分とれいなさんの交流を温めようというので十分。それを分からないというのは、おうちの中の人間関係が本当に閉鎖的で、どれだけ暗いかがご自身で見えてないんだろうと思うの・・・今、他者を受け入れる余裕なんかない上のお子さんからしたら、自分が見ていないひと回り外から気づいてる人なんて居心地悪くて当然です。お子さんが私と相性良く話せるのは、お子さんが遠い将来、このあたりを全て自覚して把握し、高い緊張を手放して、回復を続け、自分なりの幸せを確保してからだよ」
けじゃ「れいなちゃん、ぼく一緒に行ってあげれなくてごめんねぇ」
私「ありがとう・・・本当にありがとう・・・あの日、会場ですごく体調崩したんだ、それはさぁ、人混みとか、そういったところに原因を探していたんだけれど、単純に、子供の頃と同じ構図を隣で体感して、私自身が高い緊張の中に置かれたことで、体がこわばって体調不良になったんだと思うのね。私に対して親切にされたって、横で、子供たちそしてお母さんであるお友達がさぁ、とげとげしているのずっと続いたら、そりゃ、しんどいよね。まあ、そのお友達たちには、あれが日常なわけだから、全然気づかなかっただろうけどね。。。」
けじゃ「うん・・・」
私「けじゃちゃんが来てくれたところで、きっと、同じく体調不良にはなったと思う、でも今、『一緒に行ってあげれなくてごめんね』と言ってくれたことで、どれだけ私が救われたか、けじゃちゃんに伝わる気がしないよ。きっとこれからも、私は、けじゃちゃんがそう言ってくれたことを思い出すし、折に触れて、必要な人にその言葉を言うよ。ほんとにほんとにありがとう」
けじゃ「ほじ・・・」
私「いまーーーはーーー鼻をほじるタイミングじゃ、ないッ!!!」
中編に続きます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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参加は強制ではなく、趣味の活動の域を出ません。
投稿のお誘いを負担に感じていらっしゃった方は、申し訳ございません。
タイミングが合っていて、楽しく投稿して交流できるという方だけ、ゆったりご参加いただければと存じます。
おまけ
なんか、ワンコやん~チャウチャウかな~石像があるぅ~!と思って、近寄りました。
どうやら、カエルですね!
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