見出し画像

出続けるおならの解決

高校入学直後に、おならが出続ける症状が始まった。
過敏性腸症候群という診断が下り、整腸剤とか、ストレスを減らすための薬を貰ったが、特に効果はなかった。

当時インターネットを検索しても、主治医に聞いても、治ったという情報はなかった。当事者に1人会ったが、その同い年の人も、私と同じで、高校の先生に相談して席を一番後ろにしてもらう等の対策を取っていた。
これは一生付き合っていくしかないのか?と思うと、絶望的な気分だった。

あれから14年、この秋から、おならは収まっている。単純な答えだけれど、やはり、食べる量や食品の種類を、ふつうの人より減らすこと(半分くらい)、肉魚は週数回に絞ること、お酒は飲まないこと等を実現できているからだ。また、色々問題がある実家を法的に遮断したことだ。

それは結局のところ、誰かと分け合わず、一人で食事をすることだ。つまらないと言っちゃ、そうかもしれないけれど、たまには人と食事もできるし、一人で食べるのって珍しいことではないし、はっきり言って、しょうがない。

もう30代になるところだけれど、20歳前後なんて、人と出会ってなんぼだから、飲み会がたくさんあった。
自分が、人並みに食べると体に問題を起こすことを受け入れられず、行きつ戻りつで、10年以上経った。
受け入れるのに必要な年数だった。

私の場合で言えば、過敏性腸症候群以外にも病院にかかることが色々あって、総合的に色んな部位が悪いわけだし、結局はふつうの人みたいには食べられないということを、体が教えてくれたんだと思う。体を動かすパワフルな仕事は、今後できないと受け入れること。

また、特に医療機関で診断が下りたり、補助が下りたり、人に見せて分かって貰えるようなヘルプマークみたいなものがある訳ではなく、誰かと食事をするたび、必要に応じて自己申告しなければならない。
そして、大体の場合、分かってもらえないことも覚悟すること。
身内が分かってくれない場合もあって、その時は思い切って別れてしまった方が、長い目で見て心身に優しい選択かもしれない。

自分が期待したような、ふつうに食べて、ふつうに馬力があって、生きていけるような人生じゃないのを受け入れること。


YouTubeで、精神科医の益田先生が、「週に2、3日しか働けない、元々体力の少ない人」が、診療している体感として、少なくない数存在することを話していた。

それについては医学用語とか診断が、まだ存在しないようだ。私のような、ふつうに食べるとおならが出続けてしまう人達というのも、概念として、少し似ていると思う。過敏性腸症候群は、ストレスが原因とされているからなのか、心療内科な訳だし。


私たちのような人とか、お腹の状態について、数年後、数十年後になったら何か名前がつくのだろうか。
私は寂しかったから、「ヴィーガン」「菜食」「不食」とか、「超少食」というカテゴリーに入りたくて、本を買ってよく勉強したけれど、あの人達とも違う感じがする。

私個人で言えば、今の食について、あまり熱狂的でもないし、今後自然農を力強く目指すつもりがないし、どちらかといえば仕方なく体調に従っているだけだ。

もし本当に寂しかったら、お金を払って、自然療法などに詳しい栄養士さんをアドバイザーとして形式上雇って、話を聞いてもらう相手として付き合っていくのがいいのではないだろうか。

具合が悪い人の食べ物について、深掘りしてきた人の話を聞いて分かるのは、やはり専門家だろうから。
と、実行したことはないが、今思いついた。


また、有料で自助会を作って、互いの話をシェアしあう繋がりを作ってもいいかもしれない。
もしコメント欄に希望すると書いてくれたら、私が作ります。有料にするのは、どうしても管理人としての作業が必要になって、手間が発生するからです。

とは言っても、諦めたうえで食事を減らす人というのは、ある程度人生経験もあるだろうし、一人で黙々過ごしていくだろうから、自助会を必要としないのだろうか。はたして、どうなんだろう。

先日、あるかたから、お身内がおならが出続けるという相談を受けて、私は自分が回答を持っていることに驚いた。14年前、インターネット上にこの記事があったら私が救われただろうと思うので、今書く。時を超えて届くわけがないけれど、同じように悩んでる人達が、ひとりじゃないと知ってほしいからだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?