過去の備忘録①

能登半島地震のライフライン復旧が遅れているようで、被災地の方々は日々辛い日をお過ごしかと思います。

過去の備忘録として、今回の被災地に起きないで欲しいと思う事を書いておこうと思う。

昨日のニュースで、「緊急小口資金の特例貸付、1週間後めどに開始」が流れたが、東日本大震災の際にも同様な融資が行われた。
被災者の負担を減らすためには必要な事だし、速やかに行ってほしいと思うのだが、間違えないで欲しいのは給付じゃなくて貸付だと言う事。

あまり表には出てないと思うのだが、13年前の大震災時に実際に見てきたことを言えば、貸付金の申し込みに当時は私自身は借りはしなかったが、実家の母親が借りるために朝の4時くらいから並んで申し込みした記憶がある。

その際に当時は確か10万をその自治体は無条件で貸し付けてたが、並んでる時に実際に見聞きしたのは、夫婦で並ぶ若者達、その彼らが借りたらパチンコに行こうと張り切っていた。

ま、なんに使うかの縛りも無いから、どう使おうが個人の自由だが、私の地元の自治体はニュースになるくらいに震災後はパチンコ店が大繁盛していたので間違いなく、そんな今じゃ言わなくなったがDQNな若者が多かったのも本当であると思う。

その後に起きてくるのは、被災した家を復旧するための貸付や、事業資金の貸付けが始まると思う。

こちらは7年間は無利子での貸し付けと言う事で、個人、建設業者、水産加工業者らの事業者がこぞって借りた上で津波で流された社屋のを建てたり、建設機械、ダンプを新車で購入していた。

しかし、そのお金は7年後には返済が始まる貸付金。

例えば水産加工業者は、社屋、設備も新しくなったが、社員が増えずに生産もままならず、建機、ダンプを買って復興の工事でウハウハで喜んでた建設事業者はいつまでも復興の費用が国から出る訳でもないのに豪遊し、返済が始まった後にはバタバタと倒産ラッシュが起きている事は報道されていない。

同様な個人も沢山居て、復興の名のもとに下りてくる給付金、貸付金で身を滅ぼした方々が非常に多いのも間違いない事実である。

被災地の方々は今はそれどころじゃないので「緊急小口融資」は必要だけど、そのお金は返す事が必要なお金だと言いう事を理解の上で借りて欲しいと思う・・・

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