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例の、企業Vさんを卒業に追い込んだ荒らしの記事については、『徹頭徹尾、荒らし本人がそうしたかっただけでしょ』としか思えませんでした。

最低な事をやらかした系の告白記事というものについては、曇天スキー一味は結構軽蔑しています。
『ただ単に嫌な奴が、過剰なバイオレンスなどで立場の弱い人を追い詰める描写を延々と続け、
『平和に暮らしてる奴ら! これがリアルだぞ!!』
とメッセージを送ってるつもりの邦画』
と同等の薄っぺらさを感じるからです。
そういう映画の方は基本的に見ないのですが、仮に記事を見るとしたら、
『そういう事件だったんだなというのを捉える為に見るのであり、当人らを理解したり処分を伝えたりするのは警察の仕事なのでスルーする』
というのを忘れない様にしています。
そんな今回です。『はてさて』は今回は割愛です。

お疲れ様です。曇天スキーです。
今回取り上げた内容について、
『心身を壊し、生活保護を受給してる人が全員こんな風だなどと受け取らない様にお願いしますね?』
と先に結論として出す形で話します。
皆を楽しませようと活動して来た人がこんなのに追い詰められて、しかも法的には示談になったそうなので、
『仮にこの配信者の方が慰謝料を受け取っていたとしても、基本的にどこにも不満を打ち明けられないだろうという地獄』
にいる事について、不満と憎悪が爆発してしまう可能性がありますが、なるべく抑えます。

上記のインタビュー記事が出た当初、正直、ドン引きして、見ようとは思えませんでした。
この様なジャンルの記事を書くのはお仕事ですし、それにはビューも稼ぐ必要がある。当然の事です。ですので、好きとは言えないジャンルですけど、出来事の背景を伝えるのは大切です。
なので、そこはいい。
事件背景を伝えるもので、時折ペラいにも程がある記事を見かけたりしますが、選んで載せるのはその上の人達なので、ちゃんと取材をして書いてる人達は全く関係ありませんし。
『ふむ、ここはウルトラ玉石混淆なのね』
と思うしかない。

それで、当然ですが、加害者の背景などが書かれていたんですね。
で、
・信仰心に全てを捧げる親の支配する家庭だった
・そこで、自分の努力などが微塵も認められず、働いた分の収入などもほぼ巻き上げられ、自尊心などが育めなかった
・進学希望なども受け入れられず、うつ病に
・現在は生活保護と障害者年金を受け取り、担当の医師からは休養を指示されている状態
・親からの暴言などがフラッシュバックする度に冷静さを忘れ、SNSなどで知り合った友人らにも被害妄想を爆発させて、縁を切られていた
などと書いてあったんですね。

信仰心がどう、という部分は違いますが、わたくしの元・実家(『奴らは家族ではないので』という前提がありますので、こう書かせていただきます)や、親戚関係と酷似していて、で、わたくしは彼の様な八つ当たり系の人にはなりませんでした。つまらないですし、アホらしいので。
それもあったからこそ、
『何だこいつ』
『自分がそうしたかったからそうしただけだろうが』
『そういう時にどうなるかというのは、常日頃、周囲の人をどう思っているかが反映されただけだろう』
と感じ、激しい憎悪に包まれました。

少し補足を。
我々の病気であるうつ病というのは、下記の様によく誤解されます。こうです。
・命を盾にして金をむしろうとしてる
・全員が全員、自分で物事を選択出来る状態ではなく、発作的に暴れる
・病院の薬が効いていようといまいと暴れる
・病院の薬は全てプラシーボ
・基本的に甘ったれてるだけで、身体も実は普通に動かす事が可能
こんな感じです。ニュースに取り上げられてしまう様な、何かをやらかした奴が基準にされがちです。
『そういう風に見えてしまうものな……何かあってもなくても、そう取られる事もあるから、辛いな……』
と、患ってる本人も考えてしまう事です。
ですので、
『うつ病について知らないならそれでいいから、適当な事を言うな』
と感じますが、とにかくそういう誤解があるので、まあ、やんややんや言われます。
ですが、可能な範囲で、就労支援センターなどで業務や作業に勤しんでる我々や、通える状態ではないにせよ、周囲に迷惑をかけまいと、懸命に暮らしてる人達も同時にいる訳です。
センターの周辺地域へのお仕事に関しましては、公園の掃除、道の植え込みなどへの水やり、洗濯のサービス、センターで作った調理パンやケーキの販売なども請け負っています。
わたくしはそのセクションはまだ未経験ですが、それらに慣れたり、もしくは上手く行かないけど頑張ってる人達も沢山いる訳です。
これまでのしんどかったあれこれがあって、何かしら闇を抱えたり、しょんぼりしてる雰囲気の方もちらほらいたりはしますが、切り替えて、仕事をきちんと出来る。
そういう方々も、事実として、恐らくは就労支援センターの数だけいるのです。

わたくしはVtuberなのでVの枠の例も挙げますが、学校や仕事、生活、人間関係、V専業などで頑張る中にも、心身のご病気の方は普通にちらほらおられます。
上手くやりくりするコツを見つけられた方、
『しんどいけど、Vとして配信する時間があるから、やってられる』
という例をご存知の方もおられるでしょう。

荒らしが今回やらかした事は、そういうどうにかこうにか暮らしてる人々への、許されざる侮辱なんですよ。
当人がストレスでどうこうなろうと、荒らし行為は当人の意思でしてる事ですからね。その文章を送るエンターキーを押したのはその人です。
患ってる病気も環境も関係なし。生活保護も障害者年金も、手続き、そして当てはまる条件、それらの手続きを受け持った周囲の理解によって初めて受けられるものですからね。
ですから、したかったからしただけでしょう。
『『自分を止められなかった』
のではなく、全く荒らしの人生やらバックボーンに何の関係もない相手がダメージを受ける様子を見て、テンションが上がっただけでしょう』
と。
そうでなければ、配信者さんからブロックされた途端に別アカウントまで作って荒らしなんかしませんからね。
少なくともその件に関しては全て当人の責任でしょう。
何の関係もない人にそこまでやって、企業所属の相手様ですから、プロジェクトをぶっ潰したんですよ。
その配信者さんのしたかった事とか目標、普通に活動してたら現れた素敵な未来、そういうあれこれを、あり得ない解釈で叩き潰したんです。
バーチャルとはいえ、その仕事でやっていく上での『顔』を出して活動している。企業Vさんですから看板を背負って仕事をしている。それを荒らして使い物にならなくしたんです。
その配信者さんのファンの心の拠り所(別に恥ずかしい言葉ではありませんのでこう書きます)、一息つける場所、好きな配信を叩き潰したのです。

他の記事でも時折言ってますが、もうこの配信者の方が、この姿でファンの元に戻る事はありません。卒業、つまり引退に追い込まれてしまった、二度と使われない『顔』です。
ファンからすれば荒らしに◯され、亡くなったに等しいのです。

放火魔や通り魔同然ですよ。
今回示談で済ませてもらえただけ。
この荒らしにこの結果は、安心を与えてしまったと思っています。
更にまだ別の人の配信を見ているそうなのでね。
『見るのをやめさせられないとはいえ、見ててそうなったのなら、見せちゃダメでしょう。次のターゲットになるだけでしょう』
と感じます。
記事の最後のポーズの写真も
『自分はこれからもこんな世界を生きていくぜ』
という感じの、反省も何も感じられないポーズでした。
あれはイラッとしました。

被害者の元・Vの方は、仮に今何をしているのかが分かれば、凸する人は必ず出て来ます。
そして、
『自分は総括的な見方が出来る!』
と錯覚してる勢による
『そもそもお前らみたいなのがいなければ良かったんだ』
などという意味不明な八つ当たりで叩かれるうつ病の人や、Vの人も出て来る訳なのでね。

そういう訳で、この荒らしがそうしたくてそうしただけです。
そして、繰り返しますが、
『心身を壊し、生活保護を受給してる人が全員こんな風だなどと受け取らない様にお願いしますね?』
という気持ちで一杯です。
そこはご理解をいただければ幸いです。

ではまた、次回。

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