2021年夏号・みことばカフェ ナザレン希望誌ウェブ版

  目次にもどる 

 下北沢教会  坂本 幹子

 主の御名を賛美致します。
 コロナ禍で一年が過ぎた頃から「教会にいきたい、人数制限はありますか」と切実な問い合わせの電話がかかってくるようになりました。
人は絶望的な苦しみに出会った時、十字架を見上げ求めて来られます。教会は、その存在自体が証しをし、伝道をしていることを改めて教えられました。
 私たち夫婦はシニア世代となり、コロナウィルスに感染した場合、重症化するリスクがないわけではありません。でも、親の苦しむ姿を見て、将来への不安を感じ、今年は500人近い子どもの自殺者がいたことを知った時、教会の扉は開き続けたいと思いました。
 また同時に、新しい生活様式の時代に入り、Youtubeでも礼拝を開始し、遠くはスイスから参加してくださる方もあり、伝道の広がりを感じました。今までの方法は通用しなくなりましたが、下北沢教会は、昨年末と今年のイースターに2名の洗礼式を執り行いました。お二人とも長い間、家族や教会の友人達に祈られてきた方々です。それは、私たちにとって、どれだけ大きな喜びであり、神さまからエールをいただいたような気持ちになりました。

 私が苦しみの中を歩いても、あなたは私を生かしてくださいます。
 私の敵の怒りに向かって、御手を伸ばし、あなたの右の手が私を救ってくださいます。
                     詩編138篇7節

 これからも神さまの右の手に委ね、祈りつつ歩んでいきたいと思います。

  目次にもどる     

                  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?