2020年夏号・みことばカフェ ナザレン希望誌ウェブ(テスト)版

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子どもと共に(2)
後藤 芳江(旭川教会)
 
 先日私たちの教会でしているインターナショナルスクールの卒業式が行われました。コロナの影響で、関係者のみの式典でしたが私にとっては感慨深いものでした。15年前に5名の子ども達と共に始めた学校でした。その中の3歳児だった子どもたちが、15年間一緒に祈りつつ神様の不思議を共に経験しつつ卒業を迎えたのです。
 青いガウンと帽子を被り、にこにこと歩いてくる姿は私達を喜びに包みました。若く健康なダニエルのように、シャデラクのように、メシャクのように思え、一人で感動していました。何だかふっと肩の荷が下りたように感じました。この一年は特に高校3年生の子ども達と毎朝聖書を 1章ずつ読む時間を持ちました。創世記から民数記まででしたが、特に約束の地へ至るイスラエルの歩みは感動的でした。色々なディスカッションが私の楽しみでもありました。「神様厳しすぎる.」「肉が食いたい.プフッ!」「いい加減文句言うのやめたら!」「幕屋の作り方暗記できそう!」・・・コロナ騒ぎで、最後が中途半端に終わってしまいましたが、一緒に読んだ聖書を記憶しててほしいなぁと思っています。卒業した4人は、旭川の教育大や市内の大学に進みます。
 2人は、コロナで留学は留められていますが、ペンサコラクリスチャンカレッジに進む予定です。既に、ビサヤバイブルカレッジに2人送り、高校の短期留学にもカナダやアラスカ、セブに送りました。ふっと在校生を見ると、30人!保育園にも30人!その中に孫が 17人。卒業生たちが一つの道をつくってくれました。これは大きな事だと思います。小さいときに知ったイエス様を、ずっとずっと賛美しながら成長していき、思春期には神様に触れられ霊的な目が開いていきます。信仰の土台が築かれたなら、後は自分の人生を神様にかけて生きていくでしょう。
 日本中の教会が衰微していく中で、神様に人生をかけていく若者たちがどれ程貴重な存在であるかを思います。自分のために生きるのではなく、神様と人々のために生きる人々をこれからも育てていきたいと願っています。
 卒業生たちが、たくさんの感謝を私たちや家族にしてくれました。本当に続けてきて良かったなぁと思ったこの春でした。
 「若者をその道に従って、教育せよ。」箴言22:6

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