LIVEALIVEのリメイクは再誕だった
結論から言うと名作です
LIVEALIVEのHD-2Dリメイクが7/22に発売されました。
自分は本当は風花雪月無双が終わってから買おうと思っていたのですが、思いの外モチベーションが上がらなかったので買いました。
でまぁ、やっぱ面白いわこのゲーム・・・。
原作を遵守した「リメイク」をする
本作のリメイクについては、同社販売のオクトパストラベラーにも使われているHD-2Dによるリメイクになっている。
そのため、本作のリメイクについては「原作を遵守すること」が全体的に強く感じられた。
背景グラフィックは3Dだが動くキャラは2D、それにより画面を自由に動き回っている一方で「SFC当時のマップとの違和感・差異がかなり少なく」感じられる。当時の雰囲気を令和のイメージにしっかり持っていって、なおかつ美麗にブラッシュアップされた雰囲気を出している。
音楽も、当時の楽曲のイメージを残しつつ、そのシナリオらしさを強めるアレンジを各々の楽曲にかけている。
上記のファイナルトレーラーでも、ゲームの主題歌LIVEALIVEを勇壮にアレンジ、MEGALOMANIAも1周目は原曲の感じが強く残りつつも2周目からのアレンジでまた印象を少し変えていってます。
こういった、「ゲーム本来の面白さ、そのゲームのイメージを遵守する」一方で、「新規プレイヤー、原作ファンにとっても楽しめる形をとる」という姿勢が全体的に強く感じられました。
時田P、「やった」な？
ここからが本題。
今作、リメイクということで各キャラクターにCVが付くようになりました。
まぁリメイクだからね、それはいいんですよ。
時田P、「やった」な？って人選がめっちゃ多いんですよ。
◎ 原始編-接触-
主人公ポゴの声は緒方恵美。
ただこの原始編、そもそもRPGとしてはかなり特異で「言葉がない」ので、
緒方さんの声も、声というよりは唸りや叫びが多め。
優男や気弱な少年といったイメージが多めですが、結構ポゴの声はハマっていました。
じゃあなんで緒方恵美かって話をする前に、そもそもこの原始編自体、原始時代ということでパロディ、オマージュが多い作品になり、はじめ人間ギャートルズ、2001年宇宙の旅などなどのネタが散りばめられてます。
そして緒方恵美女史は、新世紀エヴァンゲリオンの主人公碇シンジを演じます。
「世界の中心でアイを叫んだけもの」やりたかっただけじゃねぇか！！！
◎近未来編-流動-
キャラクター原案「島本和彦」ッ！
主役の田所アキラは平成・令和マジンガーの兜甲児役「赤羽根健治」ッ！
昭和の男・無法松は平成・令和の流竜馬役「石川英郎」ッ！
そして主題歌「GO！GO！ブリキ大王」は「影山ヒロノブ」歌唱ッ！
誰がここまでファイナルダイナミックにしろと言った！！！
男どもだけやらかしてんなと思ったけど、アキラの妹、カオリのCVを担当する「三上枝織」も、ロボットガールズZのゲッター號ちゃん役でした。
誰がここまでファイナルダイナミックにしろと言った！！！
ボリュームはやはり不足していた
やはり今作の問題点として上がる要素は「原作を遵守しすぎた」部分で、ゲームバランスの改善などは良かったのだが、いかんせん「これがライブアライブです！」としてしまったせいか、ゲームボリュームの方もほぼ当時と据え置きになってしまった。一部シナリオは主人公や選択肢ごとの周回があるとはいえ、それでも周回前提のプレイヤーならまだしも、普通のプレイヤーは1周して満足してしまうことが多いので、功夫編や、最終編のクライマックスシーンも1度切りで終わってしまうだろうなぁ、と感じてしまった。
買おう、LIVEALIVE HD-2Dリメイク
ゲームのボリュームがSFC版準拠のため、やや高いと感じると思う。
ただ、グラフィックの刷新、曲のアレンジ、CVの追加などの要素があるため、手がかかったリメイクと言う意味では仕方ないかと思う。
ただ、このゲームのある1点にSFC版をやった人だからこその要素が存在している。今作のリメイクで刷新された要素や、時田Pの本作に関する設定等の発言も含めると、この作品は「LIVEALIVEのリメイク」であり、「LIVEALIVEに対する時田Pの回答」のように感じられた。
一言でまとめるなら「特装完全版LIVEALIVE」となった本作、ぜひ買ってプレイしてもらいたいです。
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