男よ、内なる女を愛せ。女よ、内なる男を愛せ。そこに喜び生まれるぞ。
*本記事は『よひとやむみな』(2021年・ナチュラルスピリット社)本文より一部を抜粋して掲載したものです。読みやすさを優先し、文章の割愛、レイアウトの調整、独自のルビや注釈を施していることをご了承ください。
下つ巻「男と女の肉体と魂」より
肉体が男なら魂は女。
男は内なる女を育むのじゃ。
肉体が女なら魂は男。
女は内なる男を育むのじゃ。
今は幼稚な男や女、
女のような男、男のような女、
男っぽさだけの男、女っぽさだけの女、
みな未熟なまま年を取っておる。
そして、相手にばかり求めておるではないか。
男は自分の内なる女に似た女に惹かれる。
女も同じ。
されど、それが心の写し鏡であることを知らぬ。
どちらも相手に求めてばかりおるぞ。
求めておるものが得られなければ、
あの手この手で言うことを聞かせようとし、
文句を言うたりしておる。
そなたの相手への不満は、
そなた自身への不満ぞ。
相手のそなたへの不満は、
相手自身への不満ぞ。
それを取違えるな。
日を覚ませ。
中心に意識を向け、
次に申す思いを自分の中に探してみよ。
男の肉体を持つ者たちよ、
多くの者を理解し、受け入れる器はあるか。
人や自分を慈しむことができるか。
愛をもって育てることができるか。
人を許すことが出来るか。
美しいものに感動することができるか。
女の肉体を持つ者たちよ、
深い考えや洞察力を磨いておるか。
理性をもって判断しておるか。
勇気はあるか。
我を断ち切ることができるか。
これらが弱々しくとも自分の中に在ると分かるであろう。
それを成長させるのじゃ。
男よ、内なる女を愛せ。
女よ、内なる男を愛せ。
そして、永遠の合一をせよ。
そこに喜び生まれるぞ。
人間の表と裏のつくり、よく意識せよ。
この道を盗みに来る悪魔がおるから伝えておく。
悪魔とは、身魂磨きを邪魔する仕組みやささやく声じゃ。
外からの誘惑に耳を傾けるのではないぞ。
内からの邪霊のささやきを信じるのではないぞ。
気をつけよ。
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