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【第7章】日本(大和)の心③

2023年10月出版『日月神示に学ぶ ひふみの生き方』の全文を各章・各チャプターごとに掲載しています。


今回は、第7章『日本(大和)の心』後編を掲載します。




悪神あくがみの計画とは日本を勝ち取ること


神の国はけっこうな国で
世界の真中まなかの国であるから、
悪の神が日本を取りて末代まつだい住家すみかとする計画で
トコトンの智恵出してどんなことしても
取るつもりでいよいよを始めているのざから
よほどフンドシ締めてくだされよ。(日の出巻・第二十帖)
 
悪神あくがみよ。日本の国をここまでよくもけがしたな、
これで不足はあるまいから、
いよいよこのほう仕組しくみどおりの、
とどめにかかるから、
精一杯の御力おんちからでかかりてござれ。(松の巻・第十八帖)



明治の文明開化から現在に至るまで、私たちは欧米の文化や考え方に心酔し、欧米人こそ最も先進的で理知的な人々であり、日本は文明も思想も世界から立ち遅れた未開の国であり、自分たちは粗野で野蛮な人種であるかのように思い込まされて来ました。


そして、アメリカが牽引する資本主義社会やグローバリズムに参加し、共闘することこそが成熟したまともな・・・・国家の姿であり、それに至らない国や民族は日本と同じように開発し、近代化すべき「後進国」であるという観念を刷り込まれて来ました。


しかし、神示には「メリカ(アメリカ)もギリス(イギリス)は更なり、ドイツもイタリもオロシヤ(ロシア)も外国はみな一つになりて神の国に攻め寄せて来るから、その覚悟で用意しておけよ」(富士の巻・第三帖)とあるように、弥生時代から始まる争いの歴史、上代における仏教の伝来(日本古来の文化や精神性の否定)、はたまた大航海時代から始まるヨーロッパ諸国による世界の植民地化やアメリカ主導による「衣・食・住・医・政・教」のグローバル化まで、大局的に見る世界の歴史とは、「神の国が欲しくてならん」諸外国(宇宙における幽界)の悪神、悪霊たちによる日本侵略のための一大計画であり、その流れの行き着く先が核兵器を伴った最終戦争のシナリオなのであり、その末に悪神たちが「日本を取りて末代の住家とする」ことなのです。


大和魂やまとだましいと選民思想


ヒツグの民とは日本人ばかりでないぞ、
大和魂やまとだましいとは神の魂ぞ、
大和たいわ(調和)の魂ぞ、まつりの魂ぞ、
取り違いせんように気付けおくぞ。(雨の巻・第十帖)
 
神の国ぞと口先ばかりで申しているが、
心の内は幽界人がいこくじんたくさんあるぞ (下つ巻・第十六帖)
 
顔は神の人民でも心は外国ミタマ(ある)ぞ、
顔は外国人でもミタマは神の人民あるぞ (上つ巻・第十五帖)
 
善も悪もないのざぞと申してあろがな、
元の国真中まなかに(世界全体が)神国になると申してあろがな、
日本も外国も神の目からはないのざと申してあろうが、
神の国あるのみざぞ (雨の巻・第三帖)



現代の日本において、「天皇」という存在について公に語り合うことはタブーとされ、まして天皇を崇め、神や神話と結びつけるような言動をすれば、すぐさまカルト思想や「ネット右翼」(インターネット上で右翼思想を主張する人々)のレッテルを貼られ、封殺されてしまうでしょう。


神示では、そうした排他的で倒錯した原理主義者たちを、幽界の悪霊に憑依された者たちだと厳しく批判しています。


「ヒツグの民とは日本人ばかりでないぞ、大和魂とは神の魂ぞ、大和たいわ(調和)の魂ぞ、まつりの魂ぞ」とあるように、本来「大和魂」とは文字どおり「和」を重んじる精神を表し、血統や民族、国籍に関係なく、他者と調和し、まつり合うことの出来る魂や精神を持った人々のことを指すのです。


しかし、「ネット右翼」に代表される現代の原理主義者たちはどうでしょう。
血統としての日本人(それ自体が幻想でしかないのですが)や、優生思想、選民思想に囚われては「嫌中」「嫌韓」と言われる差別と分断の扇動者となり、神風特攻隊や人間魚雷のような行き過ぎた忠誠心に取り憑かれては、憲法改正を奨励し、再び戦争が起こることを心待ちにしているのです。


神示には「アジヤ足場ぞ」(青葉の巻・第四帖)とあり、また『大日月地神示』と並ぶ『日月神示』の現代版である『よひとやむみな』には、「アジアには太陽の民(ヒツグの民)の遺伝子を持つ者が多い」(P.280)とあり、日本人、韓国人、中国人をはじめとしたアジア人が一体となって岩戸開きを牽引して行くことが示されています。


つまり、「嫌韓」「嫌中」「反日」といったアジア人分断の動きは、アジアが一つになることを阻止したい悪神、悪霊たちの策略なのです。


私たちは今、民族同士や国家間の争いや戦争のみならず、あらゆる他者に対して分断、対立をして来たその生き方自体を終わらせる時を迎えているのです。
分断ではなく「あなない」(助け合い、支え合い)の心を、争いではなく「まつり合い」(尊重し合い、調和する)の心を思い出し、天地万物と和して一体になるべき時を迎えているのです。


その調和の心こそが「大和魂」なのであり、どの民族であろうと、どこの国に住んでいようと関係なく、和する心、和する生き方をその身をもって世界に示して行くことこそが、この時代に生きる私たち〈ヒツグの民〉の重要な役割なのです。



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