意識的に無垢になることが、本来の進化ぞ。大人の無垢だぞ。素直になれ。中心に戻れよ。

＊本記事は『よひとやむみな』（2021年・ナチュラルスピリット社）本文より一部を抜粋して掲載したものです。読みやすさを優先し、文章の割愛、レイアウトの調整、独自のルビや注釈を施していることをご了承ください。

風の巻「幼子に学べ」より

苦しいという声、わたくしは嫌いじゃ。
苦と楽と合わせて見てくれよ。
苦の動くのが楽だぞ。
動くことで、楽になるのじゃ。
動かずに苦しいと申しておろう。
握ったものを手放さぬから苦しいのじゃ。


握っているものは、我がぞ。
手を放せよ。手を開けよ。
中心に戻れよ。
肩の重荷おもにをおろせよ。


生まれ赤児あかご見よ。
幼子おさなご見よ。
欲しいものを掴つかもうとするであろう。
要らんものは手放すであろう。
嫌なものは嫌じゃと申すであろう。
石ひとつでも気に入ったら大事に持っておるであろう。


腹が立てば怒る。
気が済めば、すぐに忘れる。
何も知らんから好奇心の塊かたまりじゃ。
大人になれば、要らんことを考えて素直になれん。


赤児あかごを見よ。
見て気づけ。見て学べ。
幼子おさなごは無垢むくじゃ。
無意識の中で、無垢むくじゃ。


されど、無意識の無垢むくのままでは、
伸び放題の雑草じゃ。
成長すると、我がが育つ。
意識が育つ。
意識的に無垢むくになることが、本来の進化ぞ。
中心ぞ。


神は親であるから、
子であるそなたたちを守っているのじゃ。
大きくなれば旅にも出すぞ。
旅の苦労、楽しめよ。
無垢むくになって楽しめよ。


眠くなったら眠れよ。
それが神の道。
神のことばを聞く道だぞ。
それは無理じゃ、わがままじゃと申すであろう
それは幼子おさなごの無垢むくを想像しておるからじゃ。
大人の無垢むくだぞ。
意識的無垢むくだぞ。


無理することは曲がること。
逆を行くこと。
何を優先して無理じゃと申しておるのか。
神の申すことより優先することがあるのか。


悪の仕組しくみに取り込まれた人間たちよ、
目を覚まさんか。
自然の理ことわりに沿って生きること、
神の申すように生きることが、神の子の道ぞ。
逆を行ってはならん。


無理することは、逆を行くことぞ。
曲がっておれば、神の言葉は聞こえん。
素直になれ、無垢むくになれ。
火が降るぞ。

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