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『九十九神示』全文掲載 【峠の巻】④

2024年5月出版『九十九神示つくもしんじ』の全文を各章ごとに掲載しています。


今回は、「とうげの巻」④を掲載します。





いよいよ始まりますぞ。
一厘いちりんの神の民で世界変えて参るぞ。
何もかもこれまで示して来たかた通りとなるから、世の最後の立替えはここ日の本から起こるのであるから、皆々心してくだされよ。
そろそろ破水はすい陣痛じんつう始まるぞ。
丑三うしみつの闇夜くぐりて、夜が昼となりますぞ。
天地てんちまぜこぜとなりて、人民産湯うぶゆからすから、オギャーオギャーと元気な声で生まれいでてくだされよ。
喜びの泣き声と、苦しみの泣き声入り交じるぞ。
身魂みたま相応に分かれると申して来たこと、いよいよ誰の目にもわかって参りますぞ。それが最後の審判しんぱんであるぞ。
神が裁くのではないぞ。
そなたら一人一人がおのれす卒業試験ぞ。
おのれ自身で泣き声を決めるのじゃ。
天地てんちにおび致し、肚括はらくくりてミロクの天国へと生まれ変わるか、昨日までと変わらぬ同じ地球、古き苦しみの地球で生き続けるか、各々おのおの各々おのおのに自問し、試験し、決断するのであるぞ。


すべてはが元じゃと申しておろう。
三次元と五次元では、が違うのぞ。
波動であるぞ。周波数しゅうはすうであるぞ。
いよいよふるい息吹いぶき吹き荒れておるから、それぞれの身魂みたま周波数しゅうはすうによりて天国と地獄と真っ二つになるぞ。
天国八通やとおり、地獄八通やとおり、それぞれの信じ込んでおる世界が、ますます色濃くなって行くのじゃ。


このは五次元のミロクの世となるから、古き三次元の地球は幽界ゆうかいもろとも店仕舞みせじまいさして行くから、五次元に行けぬ者、再びこのに生まれ変わること出来んこと、おわかりくだされよ。
今生こんじょうまこと学べぬ者、魔物ら構う別の星にて出直しぞ。
このよりさらに過酷な星であるから、今のうちに神の申すこと素直に聞いてくだされよ。
そなたらの御魂みたまがこれ以上苦労せんで良いように申しておるのぞ。
神が道をいておるのじゃから、ぶつぶつ言わずまっすぐその道歩いてくだされよ。


身魂みたま磨きてうれしたのしで天国に進む者、ますます天国ひらけ行くぞ。
てんからから祝福、御恵みめぐみ降り注ぐぞ。
神人かみびととなりて、人々に道照らす松明たいまつとなるぞ。
との争い、おのれの私利私欲に生きることやめられぬ者、ますます強欲ごうよくとなり、獣人けものびととなるぞ。
神とけものに分かれると申して来たであろう。
ますます神の声遠くなりて、耳障みみざわりとなるぞ。
ミロクの民は神の話しか致さんから、会話出来なくなりますぞ。
金も事象じしょうもますます言うこと聞かんようになりて、どう生きれば良いかわけわからんようになるぞ。


おどしでないぞ。恐れるなと申しておどしておるではないかと申す者おるなれど、二百年申して来ても九分九厘くぶくりんが耳かたむけん神の身にもなってくだされよ。
恐れるなとは申せど、あまりにおそれ足らんことわかるであろうに。
優しき母の言葉ばかりでは子は守れんこと、そなたらとてわかるであろうがな。
神の厳しき言葉に耳貸さず、悪魔のいた甘き砂糖ばかりめ続けた挙げ句、腹も切れぬふにゃふにゃ腰になりておるのがそなたらの因果いんがであるのぞ。
神が意地悪いじわる無愛想ぶあいそで強き言葉を申しておるとお思いか?
厳しき言葉、強き言葉にある心をお察しくだされよ。
そなたらの身魂みたま根本こんぽんにあるあかをあぶり出し、みそはらい致しておるのぞ。
くすぶって消えかけておるまこと日本魂やまとだましいに、息吹いきふきかけておるのぞ。
まこと良薬りょうやく口に苦し。親心おやごころわかった者からうれしうれしとなるぞ。


今起こっておること、これから起こること、皆々そなたたちの因縁いんねん因果いんがであるぞ。
そなた自身の選択であり、集合意識の選択であるぞ。
おのれがどの道選ぶかは、初めから最後まで一人一人の御魂みたまゆだねられておるのじゃ。
それがまことの神の自由であるぞ。自由意志であるぞ。
神がおるなら何故なにゆえ戦争をめてくれぬ、何故なにゆえ苦しみをのぞいてくれぬなどと幼稚なことを申すでないぞ。
まことの神の自由は何もかも自由であるから、道踏み間違えたままではどこまでも苦しみ続くのじゃ。


何が嘘かまことかと申す以前に、そなたらはおのれ自身が何を求めておるか、どこに向かって生きておるかもわからなくなっておろうに。
それがそなたらの因果いんがであるのぞ。
まことの神にまつろう者、何もかも自由であることの恐さ知っておるから、好き放題は致さんのぞ。
因果いんがの上には自由なきこと、宇宙のことわりの上には自由なきこと知っておるからじゃ。


神はことわりであるぞ。秩序であるぞ。
まことことわりなき世、まことの秩序なき世は終わったのであるから、早う身魂みたま磨きて、親神おやがみのもとにお戻りくだされよ。
いつまでも悪魔悪霊あくりょうに使われ、悪自由あくじゆう続けておるでないぞ。
神心かみごころとは、神のことわり知る心ぞ。
神人かみびととは、神のことわりしたがう者ぞ。
神のことわりに立ち返り、まことの神かかれるうつわとなりて、うれしたのしとなりてくだされ。
大神おおがみ御手みてすくい上げられ、嬉し泣きされてくだされよ。
嬉しゅうて嬉しゅうて、涙れるまでそなた喜ばせてみせますぞ。
まことの神の世界、まこと至福しふくとは何たるかを、生きながらにお見せ致しますぞ。
そなた、その至福しふく体験したいと生まれて来たこと、はっきりと思い出しますぞ。


の神々が動けん間、そなたら導き、お守りくださったのはてんの神々様、霊人れいじん方であるぞ。
此度こたびの岩戸開きは、てんからの神々への引き継ぎの時でもありますのじゃ。
そなたらがの神として独り立ち致せば、てんの神々様も大神おおがみも一歩下がって晴れてお見守りとなるのであるから、早う親を楽させてくだされよ。
それまでは手取り足取り力添ちからぞえ致すから、安心しなされ。
御魂みたま始まってまたとない大親おおおや節介せっかいじゃ。うれしうれしじゃなあ。


ここからいよいよ、身魂みたまふるいにかけられますぞ。
すでにみ分け始まっておるのぞ。
くわえてミロクの世はまだかと申しておる者、大き取り違え致しておること理解しなされよ。
身魂みたま相応、意識相応の世がますますひらかれて行くのじゃぞ。
それがまことの平等であるのじゃぞ。
平等平等と申してすべての者の個性潰し、御役目おやくめ潰しておる今の世の悪平等あくびょうどうとは違うのぞ。


ミロクの世とは、これまでの逆さまの生き方、考え方、すっかり改めること出来た者にやって来るのじゃ。
何もせん者には何もせんだけの因果いんがひらけ行くだけでありますぞ。
何もせん者、悪人だけでないぞ。
八方美人で微笑ほほえんでおるだけの善人、毒にも薬にもならぬゆえここからの世では使えんから、生き方改めなされよ。
そなたの平和は平和ではないぞ。
誰からも嫌われとうない、余計な波風なみかぜ立てとうない、臭いものにふた致し、付かず離れず、当たらずさわらずのうわつらの平和であるぞ。
うわつらの平和、我良われよしぞ。
おのれ御魂みたま、愛する者らの御魂みたまにとりて何が大事であるかよくよく考え、申すべきこと、申すべき時は心を鬼にして申せる者がまことの平和を作る者ぞ。
仲良う致せとは申したが、愛する者たち、因縁いんねん深き者たちにはたましいで向き合いなされよ。
こころくちぎょう三事みことそろえてみこと(神の御子みこ)であるぞ。
それがわからんようでは、やまとの民とは申されんぞ。


不和ふわ起こさず、善行ぜんぎょうのみ積んでおれば良いと思っておる者、取り違え致すでないぞ。
おのれの借金返さず善行ぜんぎょう積んだところで、ミロクの民にはなれんのぞ。
身魂みたま磨きて元のが変わらねば、そなたの意識の波動が変わらねば五次元の世では生きられん道理、おわかりくだされよ。
善行ぜんぎょういらぬと申しておるのではないぞ。
おのれ身魂みたま磨き、あかというあか落とし切ることが今生こんじょうそなたが成すべき肝腎要かんじんかなめ善行ぜんぎょうであるのぞ。



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