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すべては鏡。そなたが見ているもの、そなたが作り出したものじゃ。

*本記事は『よひとやむみな』(2021年・ナチュラルスピリット社)本文より一部を抜粋して掲載したものです。読みやすさを優先し、文章の割愛、レイアウトの調整、独自のルビや注釈を施していることをご了承ください。


上つ巻「心の鏡」より


人は神に目を向ければ、神が映り、
神に耳を傾ければ、神が聞こえ、
神に心を向ければ、神が映る。
疑いある者が他人を見れば、相手が疑っていると思い、
恐れがある者が他人を見れば、自分を恐がらせているように映る。


人の心はすべて鏡。
そなたが見ているもの、聞いているもの、
解釈しているもの、分かっているつもりの世界、
すべて鏡じゃ。
自分の世の中のとらえ方を見てみよ。
すべてそなたの鏡に映っているだけだと気づけよ。
そなたが作り出したものじゃ。


そして、その鏡は映すだけではないぞ。
そなたの波動を発しておるのぞ。
その波動は、出来事、出会う人、
すべてそなたが引き寄せ、自分に見せておる仕組みなのじゃ。


怒りが湧くのは、心の奥に溜まった怒りがあるからじゃ。
溜めた怒りで鏡が曇り、
外界で起こっていることが刺激となって怒りが出る。
溜まった怒りが、それを刺激する出来事や人を呼び寄せておることを理解せよ。
人を見下せば、相手の中に見たものが自分にあるのじゃ。
磨けた者の心に溜まった怒りは、無くなるから腹は立たん。


各々の御魂みたまの程度によって、神の映り方が違う。
曇った人間はそれが分からんから、それが現実だと申しておる。
相手のせいじゃと申しておる。
すべて自分の曇りが現われておるのじゃ。
嫌な気持ちになったら、
鼻高な気持ちになったら、
曇っておることを知らせる仕組みじゃと理解せよ。
それを指針にせよ。


早く曇りを取っておくれ。
早く幻から目覚めておくれ。


草を見て神が見えるか。
雨を見て神を感じるか。
人を見てその人の中に神が見えるか。
身魂みたま磨さが出来た人から、
神の姿がそれ相応に映るようになるぞ。



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