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何もかも尊ぶのじゃ。そうすればすべてが味方ぞ。

*本記事は『よひとやむみな』(2021年・ナチュラルスピリット社)本文より一部を抜粋して掲載したものです。読みやすさを優先し、文章の割愛、レイアウトの調整、独自のルビや注釈を施していることをご了承ください。


天つ巻「尊ぶ」より


遠くて近いは男女だけではない。
神と人、天と地、親と子、食べる物も遠くて近い。
されど、分けて考えてはならぬ。
すべてがつながり、すべてが影響し合っておる。


神を粗末そまつにすれば、神に泣くぞ。
土をとうとべば、土が救ってくれるぞ。
とうとぶことを今の人間は忘れておる。
神ばかりとうとんでもならん。
何もかもとうとぶのじゃ。
そうすれば、すべてが味方ぞ。


敵をとうとべば、敵が敵でなくなる。
いつまでも敵だと思えば、
勝っても負けても同じことの繰り返し、
堂々巡りの人生よ。
それを望んではおらんであろう。
そのために生まれてきたのではなかろう。


曇った目で見ておるから、敵にしか見えん。
過去に曇った目を、未だに持っておるから変わらん。
すべては動いておる。
すべては変化しておる。
すべては進化しておる。
それは人も同じこと。


人間がなかなか進化せんのは、
曇ったまま、何世も生きておるからぞ。
曇りを取れば、敵という幻想から目覚めるのじゃ。
目覚めれば、敵ではなくなるぞ。
この道理、分かったか。


人間には、神と同じ御魂みたまさずけてあるのだから、
磨けば神になる。
進化の方向は神ぞ。
曇りを取れば天晴あっぱれる。



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