60のゆりかご アイヌ音声 日本語字幕

――自然を歌い、命を祝う。

なんともいえない不思議なメロディと叙情的な美しい歌詞は、幼いころの記憶をゆるやかに呼び覚ましてくれるよう。

「60のゆりかご(レホッネ シンタ)」は、アイヌの子守唄をアニメーション化するという試みで、アイヌ文化財団が2012年に制作した作品。 

天から降って来る「星々の歌」にいざなわれ、左右対称にデザインされた川や木々の奥に佇む小屋へと辿り着く。その小屋にはラマッカラ・カムイ、「命をつくる神」という名の神様がいて、彼女があやしているのは、これから世に誕生する赤ん坊たちの「ゆりかご」。

命という名の、刻をつむぐ子守唄。
文字を持たない口承文化のアイヌでは、歌も詞も即興で歌い継がれてきたそうだ。
美しい自然や生きる知恵を次の世へ伝えたいと願う、脈々と受け継がれてきたやさしさの数々が、
『そう うたうんだって』
最後の台詞に集約されている気がした。

60のゆりかご、レホッネ・シンタ。
自然と人とが一体となれる、非常に美しい珠玉の映像作品である。 

✨アイヌ文化財団/アイヌのお話アニメ
http://www.frpac.or.jp/animation/

✨レホッネ シンタ(60のゆりかご)解説http://www.frpac.or.jp/animation/files/h24book_02.pdf

応援ありがとうございます✨自分なりの"いい歌詞"を探究して、これからも普遍性のあるメッセージを届けたいと思います。