見出し画像

自分のセクシュアリティについて

自分のセクシュアリティについて、謎だった部分に光が当たった話。

最近TLに流れてきた、アロマンティック、アセクシャルという言葉に引っかかり調べてみましたら、当てはまる節がありまして。

レインボージョブさんの説明わかりやすいです。

http://jobrainbow.net/aromantic

ざっくり言うと同性にも異性にも恋愛感情がわかない人たちのことです。

わたしは大河の一滴レベルの、うすーい性的な欲求はあるので、どちらかというとアロマンティックだと認識しています。

性的欲求も、恋愛感情もないのをアセクシャルというようです。

わたしが声を大にして言いたいことは、

『恋愛感情がない=愛情がない』

というわけではない!ということ。

※個人差あり。

長い付き合いの友人、会社の人たち、家族に対する愛情はあります。自分で言うのもなんですが、思いやりもあります。誰かを労わる気持ち、優しくしたいなと思うことも、もちろんあります。

恋はすっとばしてるけど、人に対する愛はあるんです。

・・・

10代〜20代の頃。あの人いいよね!とかはあっても、それ以上何もない。付き合いたいと思う人に出会ってないだけと思っていたし、自分はノーマルのストレートだと信じて疑っていなかった。

10代の終わりに、わたしのことを好きだと言ってくれる人が現れました。もちろん付き合うことにOKしました。

人として彼のことはいいなと思っていたので。

(あくまでも人としてだったと今ならわかります。)

そんな彼から言われた印象的な言葉があったのでご紹介します。

①なゆたにとって、俺ってなんなの?

→彼氏と答えていましたが、恋愛感情というより、仲の良い同性の友達に対する気持ちと彼への気持ちがほぼ同じで※性的欲求があるかないかの差。(それの何が彼を不安にさせているかわかっていなかった…!)彼からすると、特別彼氏として大切にされているように感じられなかったんだと思う。そりゃそうだよね。

②俺のこと、そんなに好きじゃないでしょ?

→これも①と同じことが理由だと思います。

わたしが無自覚なために、彼には申し訳ないことしかしていなかった。がっかりさせたり、傷つけてばかりだったと思う。

彼と付き合って、お別れまで体験した中で、

「あれ????」と思うことはあっても、それがなんなのか言葉にできないままでいました。

恋愛、向いていないんだなぁという感じに捉えていたし、

幼少期に体験した性的なトラウマもあったので、それが影響しているんだと思っていました。

(書くと自分が鈍感過ぎてビビる。どれだけ自分と向き合ってこなかったのか…。)

・・・

自分のセクシュアリティに名前がある、というのはありがたいことだなと思う。アロマンティックである、とわかった途端に当時の出来事をその角度からみることができて、自分の言い分も相手の言いたいことも理解できた。

お互いの愛情が噛み合ってなかったこと。

今ならわかる。

これから、もし、誰かに自分のセクシュアリティについて話す機会があるときに、アロマンティックという言葉で伝えられるようになったことも嬉しい。

当時、わからなかった感情に名前がついたり、理由を発見できたりすると、どんどん過去が癒えて今がますますよくなっていく気がする。

わたし、これを体験したかったんだね〜とも思う。

恋愛感情はないけど、ないなりにわたしらしい人との関係を築いていけると思っているし、恋愛結婚はないけど、同じような感覚の人とパートナーシップを築くこともできるかなぁと思っています。ないことを悲観していません。

むしろ謎が解けて気分が良いです。

何回も書き直したこの記事をアップしようか迷いましたが、解放された記念に載せることにしました。

もちろん、アロマンティックの人たちがみんなわたしと同じ状態なわけではないし、セクシュアリティはグラデーション🌈🌈なので、

その中の一例として捉えていただけたら嬉しいです。

こんな人もいます。

読んで下さってありがとうございました。

なゆた



 




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?