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フリーペーパー『Ear inn』 vol.1刊行

「感想文を読む」フリーペーパーを刊行します。
第1号を明日の文学フリマで配布するので、よかったら取りにきてください。あいトリのことなど色々つらいので始めることにしました。
わたしの同世代の人間が主に使っている情報拡散・収集ツールはSNSです。それ以外にあまり触れていないひとたちが、SNSを窓口とした情報の質の標準値に慣れてゆくのを見ていて、この先のことを少し不安に思っています。
特に、多少規格外でも好きなことを好きと言うことが億劫になってしまうのは精神と人生によくない。
そう思い、このフリーペーパーを企画しました。毎号違う人間に依頼し、無理なくたくさん作ってアーカイブします。
読みたい方がいらしたら、設置している場所に遊びにいっていただくか、わたしまで送料と手数料で300円をアマギフなどでなんとか渡してください。設置していただける場所も募集中です。(設置場所は追ってお知らせします)

第一弾は、友人の石彫作家、諸岡亜侑未( https://note.mu/mor0_0ka ))に依頼しました。彼女ならきっと、ちょっとかたくて真摯な文を書いてくれると期待して。
そして、期待以上にぐっとくる文を書いてくれました。こういうの読みたかったの!という喜びがあります。

そういうわけで、
Ear inn vol.1 『絵画を聴いた日』ワシリー・カンディンスキー《コンポジションⅦ》について
宜しくお願い致します。


以下、裏面に書いたフリーペーパー概要の文です。インクの選択ミスで非常に読みづらいですがわたしの最近みた映画の感想も、紙には添えてあります。

「鑑賞体験」についての文章を掲載するフリーペーパーです。
最近足を運んだ展示、観た映画、読んだ本。ずっと追っているジャンル、昔見たテレビ番組や旅先で見た建物。個人的な体験、好き嫌い、感動したときやがっかりした時の気持ちの動きについて、など。
元々、観ることや作ること、またそれについて語ることは政治的です。
ただ最近のSNSを中心としたインターネットにおけるそういった言説の切り取られ方や受け取られ方は全体的にやや乱暴で、かつ消費スピードも速いために、ある種の均一化や硬直した振る舞いが多く見られます。(個人的にはつぶやき機能ができる前のミ○シーくらいがちょうど良かった...)
その中で、少部数の紙媒体でならもうすこし肩の力を抜いた個人的なものを読めるかもしれない。そう思って、心がときめく文章を期待して、毎号違う人に依頼してこの紙を発行していきます。よかったらお付き合いください。

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