夢の中で恋をした名前も知らなかった人を、本当に好きになってしまった話

2016年2月5日の朝、1人の男性に恋をする夢を見た。どこかで顔を見たことがあるような気がするが、名前がまったくわからない。わたしは夢の中で、誰かも知らないその人のことが好きで好きでたまらなかった。

あれ…?もしかしてこの人ジャニーズJr.にいる…?

そう思ったのが、まだ夢の途中だったのか、既に目が覚めてからだったのかは覚えていない。気がついたらiPhoneでGoogleを開き、顔だけを頼りに自分には馴染みのないJr.の名前やユニット名を片っ端から検索していた。

夢に現れたその人は、思っていたよりすぐに見つかった。名前と顔が一致したとき、うれしくてなんだかお宝を発見したような気持ちになったのを覚えている。

その人こそが、わたしがかわいいだの愛おしいだの、いつもうるさく言っている、マツことふぉ〜ゆ〜の松崎祐介さんだった。

ちなみに松崎さんは、メンバー公認でふぉ〜ゆ〜の宝だと言われているので、お宝を発見したような気持ちになったのは、あながち間違いじゃないと思っている。

当時の自分が知るふぉ〜ゆ〜といえば…
▼舞台を中心に活躍している
▼自分より年上のジャニーズJr.
▼辰巳雄大さんのお名前だけ知っていた(※)

(※)以前、Hey!Say!JUMPの高木くんと有岡くんのラジオで、ふぉ〜ゆ〜辰巳さんのすべらない話が、毎年カウコン楽屋での恒例になっていると話していたので

メンバーが4人いること、全員下の名前に“ゆう”がついているので“ふぉ〜ゆ〜”だということをこのときに初めて知った。そんな思いもよらない人が、突然夢に出てきたことが本当に不思議で、仕事中も朝の出来事が頭から離れなかった。

休憩時間にツイッターでふぉ〜ゆ〜と松崎さんについてぽちぽち検索していると、直近のスケジュールが目に入った。もう既に始まっている、Endless SHOCKの2月公演に辰巳さんと越岡さん、来月の3月公演に福田さんと松崎さんが出演するという情報だった。

今からSHOCK3月公演を探したら見つかるのだろうか。松崎さんを一度見てみたい。

数時間前に夢に出てきて、名前を知ったばかりなのに、無意識にそんなことを思ってしまった。行ける行けないどちらにしろ、松崎さんのことが気になっているのは事実である。そこで、まずはふぉ〜ゆ〜や松崎さんについて知ることから始めようと考えた。

ジャニーズカウントダウン 2015 - 2016

最新のふぉ〜ゆ〜を手っ取り早く摂取できるのが2015→2016のカウコンだったので、早速その日の夜に再生した。ちなみに、わたしにはJr.担の経験がほんの一瞬しかなく、いつも当たり前のようにフロントにいるデビュー組を見ていたので、バックで踊るJr.に焦点を当てるということがとても新鮮だった。

トップバッターの嵐が終わり、タッキー&翼のバックで出てきたふぉ〜ゆ〜を見てドキドキした。今朝、夢に出てきたこの人が松崎さんなんだと認識したとき、ひとりテレビの前で照れた。そして松崎さんを見て思ったことがある。メチャメチャ手足が長くて、スタイルのよさがハンパないなと!!!

一番びっくりしたは、夢に出てきた松崎さんが、カウコンのときのビジュアルと完全に同じだったこと。この年のカウコンのふぉ〜ゆ〜は、Jr.の中でも特に立ち位置が良く目立っていたし、なにより松崎さんの髪型が重ための前髪に黒髪という、メチャメチャ好みのビジュアルだった。それまで、何度もこのカウコンを再生していたので、もしかしたら知らず知らずのうちに目に入っていたのかもしれないと悟る。

ふぉ〜ゆ〜のぴたラジ!

ぴたラジはふぉ〜ゆ〜がレギュラー出演しているラジオ番組である。(もちろん毎回このテーマではないが)お酒の話、下ネタ、時々ハゲトークで構成されていると言っても過言ではない、とてつもなくゆるいラジオだ。福田さんがローンを組んだ話もしてくれる。アラサーなのに、くだらないことで盛り上がれる男子大学生っぽい4人のノリが愛おしくて、わたしはこのぴたラジを通してふぉ〜ゆ〜のことが大好きになった。

ぴたラジでの松崎さんはぶっ飛んでいた。はじめて話しているところを聞いたが、なんだこの人、なにを話してるのかまったくわからない!!!!って感じ。わたしは、カウコンのときのビジュアルだけで判断して、クールであまり喋らない、大人しいタイプだと勝手に思っていた。それがなんと、いじられキャラでとんでもない迷言を残してしまう面白い人だとは知らずに。そういうハチャメチャに振り幅のある人がドンピシャに好きなわたしが、松崎さんに興味を持たないわけがなかった。

ゴゴスマ〜GO GO!Smile!〜

ふぉ〜ゆ〜がレギュラー出演しているテレビ番組ゴゴスマは、わたしの住む地域では放送していないため、ほとんど目にすることはできなかったが、印象に残っているシーンというか言葉があった。それは、メンバー2人だけの出演のときは必ず「ふぉ〜ゆ〜の半分です」と言っていたことだ。

最初は、その言い回しが面白いな〜くらいにしか思っていなかったが、『ふぉ〜ゆ〜は僕たち2人だけじゃなくて、あと2人メンバーがいるんですよ』という、4人組だということをしっかり視聴者へアピールしつつ、それが今回出演していないメンバーへの気遣いにも感じられて、グループ想いで素敵な人たちなんだな〜と、すごく好感が持てた。

他にも、ジャニーズウェブの連載を読んだり、過去に録画した番組にふぉ〜ゆ〜が映っていないか漁ったり、とにかく見たり聞いたりできるものは全部やり尽くしたと思う。

近所に住んでいる幼馴染のお兄ちゃんみたいな、身近に感じられる存在でありながら、パフォーマンスを見るとメチャメチャかっこよくて、少クラのBlack Jokeなんかは年相応の色気がダダ漏れだった。ああこの人たちは、やっぱりジャニーズなんだなあって。彼らのことを知れば知るほど、わたしのツボを刺激して止まなかった。

そうして、ふぉ〜ゆ〜や松崎さんへの気持ちに昂りを見せた2月中旬。本格的にSHOCKの3月公演に行ってみたいという気持ちが溢れたので、チケットを探すことに。誰に意地を張っていたのか自分でもわからないが、意地でも行ってやるという気持ちでチケット探し、無事希望していた日の公演を見つけることができた。

2016年3月6日。人生初のEndless SHOCKを観劇するため、わたしは帝国劇場へ向かうことになる。予習をしたかったが、折角なら生で見る初めてのSHOCKを自分の目に焼き付けたいと思い、過去の映像は一切見ずに挑んだ。

学生時代、わたしは吹奏楽部に所属していたので、会場に入ってから生オケであることや、キャストにドラマーの石川直さんがいることを知り、初っ端から気持ちが高揚していた。開演してからは、座長光一さんのオーラ、華やかな舞台装置、何種類ものフライング、その他諸々に圧倒されっぱなしで、こんなにも目が足りないと思った舞台は初めてだった。一言で表すのは失礼だと思うが、とにかくすごい。これに尽きる。今回ノーマークだったのに目を惹かれたキャストもいて、まだまだ書き足りないことはたくさんあるが、本題の松崎さんに戻る。

わたしは生で松崎さんを見て、改めて手足の長さに驚いた。テレビで見たときですら、なんてスタイルがいいんだろうと思ったのに、実物はそれを上回っていて。立っているだけでサマになるかっこよさに惚れ惚れした。骨格から恋をしていたのかもしれない。

そういえば文章の中盤あたりで、カウコンのときの松崎さんのビジュアルが好みだと書いたが、実はSHOCKのときに黒髪ツーブロパーマという、わたしにとってどストライクすぎるビジュアルへ華麗に変身していて、正直双眼鏡を持つ手が震えた。

ダンスに関しては技術的なことは全くわからないが、とにかく無駄がなくシンプルにかっこいい。同じく手足がメチャメチャ長い、シンメの福田さんとの相性も抜群で、息のあった二人のパフォーマンスの虜になった。シンメに興味がなかったわたしが、福松という新しい沼に落ちたのもこのときだった。

SHOCKにおいて松崎さんに一番惹かれたのは、喜怒哀楽の表現の仕方というか、表情の細かさだった。うまく言えないけど、例えば楽という表情だけでも何種類も持ち合わせていて、それを変幻自在に操るプロだなって。だからどの瞬間を切り取ってもひとつずつ違っていて、ずっと双眼鏡で追いかけていたが見ていて本当に飽きることがなかった。

わたしはそんな松崎さんに見事に落ちた。というか、もはやわかっていて落とされに行ったんだと思う。

SHOCKは、お茶目な松崎さん、クールな松崎さん、色気のある松崎さん、どれも余すことなく堪能できるメチャメチャすごい舞台だった。本当に行ってよかったし、この日に見たこと、感じたことを忘れたくないので、ここへ残しておこうと思う。

最後に。
初めてSHOCKを観劇した日から、明日で1年経とうとしています。勿論、マツへの気持ちは1ミリも変わっていないし、おかげさまで今年もSHOCKを観劇することが出来ました。あの日、夢に出てきてくれて本当にありがとう。これからも松崎さんはもちろん、ふぉ〜ゆ〜のこと目一杯追いかけさせてください。

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