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エンジニア仕事の本質とは

お客様のニーズを形にするわけですが、何を提供するかと言えば、ツールです。

言い換えれば「テコ」を作る。お客様はそのテコを使って業務効率を改善したり、省人化したり対価を得る。

だから、お客様が「使ってるイメージ」を持ってないとダメなんです。

お客様が具体的なイメージを持ってない場合、良いものは作れません。
どんなテコが必要なのか。これを詳細に落としたものが仕様ですが、仕様を固められないお客様とは性能もコストも合わなくなります。

車で言えば、何キロで走行し、ハンドルなどのインターフェースはどんな形状が理想で、燃料は何を使うのか。燃費はどれぐらいを想定しているのか。躯体の素材は何で、デザインはどんなイメージなのか。どういう環境で使って耐久性をどの程度求めるのか。コスト的にどれを優先しどれを捨てられるのか。

まぁ、、、めちゃくちゃ要件定義って多いわけですよね。そんなの当たり前ですが、この交通整理が出来ないんですよ。そして、

「とにかく走って目的地まで行ければいい」みたいなざーーっくりした概要だけでプロジェクトがスタートしてしまったり。これ、意外と多いです。

これは作る側も注意しないと行けないんですが、クライアントで企画だけしか出来ない人は、細かい仕様が作れないですし、提案してもものを見ないとわからないんですね。だから、そもそもプロジェクトマネージャーが企画出身だったりすると、漠然とした内容でスタート切る羽目になります。

いつまでに納品していつから売るから。営業面ばかり先行してしまい、開発は一向に進まない。

エンジニアは作る人なんです、テコを。テコを使うのはお客様。自分たちが使うのに、使うイメージが出来てないなら、そもそも作るなと。

仕様も作れないのにイメージと違うテコを納めたら文句ばかり言う。クライアントとの関係はとても重要で、クライアントが技術的にもある程度理解している人と一緒にPJに参加しないと苦労ばかりします。

なんだか愚痴みたいなnoteになってしまいましたが、このへんで。

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