失敗3原則

経営の失敗3原則

なにやら固いタイトルに重苦しい文言。嫌ですねぇ。

そうです、経営の必勝法ではありません。失敗の法則です。

・情報不足 ・慢心 ・思い込み

これは「いつやるの?今でしょ」でおなじにも林修先生がTVで言っていたのをそのまま使わせてもらってます。先生も中国の歴史書を読んでて、この3つにまとまった、というような主旨のことを言ってました。

ちょっといきなり脱線しますが、経営って生き物でして、、規模も市場も扱うサービスも全然違うのに、なぜか「経営」という言葉で区切ると、同じ土俵に乗ってるかのような錯覚を覚えるんですね。そして「経営者」というと、GAFAでもトヨタでも零細企業でも同じ「経営者」。

違和感ありまくりですよね。でもそうなんです。日本人はきっと「社長」に弱いんですね。

だから社長から言われると、多少の違和感があっても遂行してしまう。そして失敗する。失敗すると社長に怒られて評価を下げる。それらの失敗もきっとこの3原則で説明がつくと思います。

戻しますが、私も3年前に社長を引き継ぎまして、数々の失敗を犯しました。。。もう悲惨です。

そもそも引き継いだら大炎上していた、とか目も当てられない状況からスタートした、というのがほとんどですが、それをどうしたかは自分の責任です。

大炎上しちゃってると、他に神経がいかなくなっちゃうんですね。私は子会社社長なので、親会社の社長に炎上していることを細かく報告する義務があったのですが、しなかった。しなかったというより炎上を止めるのに必死で後回しにした。視野が狭くなっていたんですね。言い換えると思い込みであり、情報不足。

炎上してるのを止めるって正しいことだと思いますよね。でも炎上してるのを知らない人からしたら、なんだかコストをかけて無駄なことしてるってなるんですよ。その当時は案件と納期はあるけど、やれる人間がいない、という状況で、案件の進行と同時にエンジニア採用をする、というめちゃくちゃカオスな状況でした。

まぁ、、つまり、これって悲しいかな、外から見たら「思い込み」なんです。自分がやってることをわかってくれるだろうという「慢心」もあったかもしれませんし、状況を正しく把握していなかった、つまり「情報不足」もあったかもしれない。

この3原則は大抵の失敗を当てはめることが出来てしまうので、便利なんですね。言葉もわかりやすいですし。

経営は常にリスクとチャンスのバランスを考えないといけませんし、リソースのバランスを考えないといけないですし、現状把握する仕組みを構築しないといけません。そして報告義務。私の場合は株主である親会社へ。これらの把握は大変な作業ですし、もちろん一人で出来ないですから、部下に仕事を振る事になりますが、

「わかりません」「知りません」「~だと思います」とならないためにも、使える言葉だと思います。

この3原則がみんなの頭に入っていると、みんなそれほどおかしな仕事をしなくなります。

当たり前と思っていても、他人から見ると当たり前じゃないことが沢山あるので、言語化をしていく上でもこの3原則は結構使えますよ。

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