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プールの水出しっぱなし事件はたまに起きている。単に不注意な教員のせい、で済ませてはいけない。

川崎市の小学校で、プールの水が出しっぱなしになって賠償沙汰になった先日の事件がネット上で盛り上がっている。いろいろと雑務が多忙な教師だけに、年に1~2回、下手すると数年に1度しかやらないオペレーションで、ミスをするなといわれても正直つらい。可哀そうだなーと本当に思う。

この手の事件、前もどこかで見たなと思っていたら、やっぱりあった。
やはり輪番制なんだねえ。そんなことだから事故るんだよ。

学校のプールって、コロナの影響抜きに考えても稼働期間は年にせいぜい2か月程度しかない(私が通ってた中学では昔は夏休みもプール授業あった気がするけど、今は夏休みはプールないよね)。

そもそも施設管理コストを考えると、1年中使う屋内プールと比べれば、どう考えてもお荷物(春秋冬はせいぜい、防火水槽としての意義しかない)。いっそのこと、体育のカリキュラムを変えて学校プールでの水泳(プール設備の維持)は止めにするか、民間スイミングクラブのプールを借りての集中授業とか。もちろん、プールを近隣校でシェアするのもあり。ただ、年間稼働率は改善しないのだけれど。

いずれにせよ、国算理社・音楽図工、普通の体育に加えプール授業もやらなきゃいけない小学校の担任の先生は、本当にご苦労様ですね。

こうしたミスが起きると、「気合(とことんチェックすること)で何とかしろ」みたいな掛け声をかける人が出てきがちだが、なによりも、こうしたミスが二度と起こらないような、「仕組み」を作ることが大切だろう。




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