レフトゥバーズ 新馬戦 強すぎ?

こんにちは競馬解雇です。
いつも読んでいただきありがとうございます。

色々な予想ファクターは良質な決勝タイム分析の上に成り立つ!
まずレースタイムを分析しようぜ!をコンセプトに皆さんにとって「痒い所に手が届く馬」を分析していきたいと思って記事を書いています。

=余談=
私、基本的に新馬戦の回顧はあまり書きたくないんです。
だって、ペースがいい加減な感じになるでしょ。超スーパードスローのレースがあるし、それを平均値に入れると他のレースの考察にも響いちゃいますから。
だけど今回は書いちゃいますよ。2020年11月21日にこの馬を書かずして何を書く!皆さんからの「競馬解雇書け!」の念がヒシヒシ届いています。
ということで本編どうぞ!!!


【メイクデビュー東京タイム分析】

~血統~
レフトゥバーズ
父 ディープインパクト
母 テルアケリー  母父 タピット
明日のマイルチャンピオンシップでも注目の一頭「グランアレグリア」と同じディープ×タピット。これだから書いたというのあるんですよね。
牝系はレフトゥバーズの方が更にアメリカ色が強い。サイズ感も含めクラス上がっての長い距離は難しいんだろうなとは感じる。


~馬場傾向・タイム分析~
※分析方法は以下の手順で実施
①各レースの過去5年同クラス平均勝ち時計とのタイム差を比較
②比較したタイム差を100m単位で算出
③100mあたりの馬場差の平均値を算出(当日の馬場傾向が出る)
④馬場差を分析レースの距離に落とし込む(当日の想定タイムが出る)
⑤実際の走破タイムとの差を比較する(想定タイムより早い?遅い?)


当日はレフトゥバーズが走った新馬戦を除き4鞍の芝レースが実施された。

各芝レースの内容が以下の通り。

条件 距離 
勝ち馬の全体時計(決勝タイム・クラス平均)
上り3ハロン時計(決勝タイム・クラス平均)
の順で記載
(※2015年以降同クラス同時期良馬場平均)

3R 2歳未勝利 1800m 
  全体タイム    (1.47.1・1.49.7) -2.6
  上がり3ハロン  (36.2・34.1) +2.1
6R 2歳以上1勝クラス 1400m 
  全体タイム    (1.21.9・1.22.3) -0.4
  上がり3ハロン  (34.2・34.1) +0.1
11R 3歳以上3勝クラス 1400m
  全体タイム    (81.7・80.9) +0.8
  上がり3ハロン  (33.9・33.2) +0.7
12R 3歳以上1勝クラス 1600m
  全体タイム    (1.48.0・1.47.2) +0.8
  上がり3ハロン  (33.8・33.8) ±0


このタイム差を100m辺りで計算すると
それぞれ
全体  (-0.14、-0.03、+0.06、+0.04)  平均(-0.0175
上がり (+0.35、+0.017、+0.117、±0)  平均(0.121)
となる。

以上の結果からわかる当日の芝の傾向は
全体時計 平均
上り時計 平均
~やや遅い

それぞれの平均を新馬戦の距離
(全体1600m×-0.0175)
(上がり600m×0.121)

で換算すると当日の馬場差が計算されることとなる。

計算すると
全体時計で-0.3
上り時計で+0.7
   
となる。

次に、この計算結果を東京新馬戦のクラス平均勝ち時計に入力してみる。
(※平均は2015年以降良馬場開催)
説明はややこしくなるので省きますが、今回はクラス平均値を少し厳しく設定しています。(約1.37.0より遅いタイムは計算から外してます。)

平均勝ち時計は

全体時計で 1.36.1     (クラス平均タイム)
上り時計で 34.1     (クラス平均タイム)

これに馬場差(全体-0.3、上り+0.7)を入力すると

全体時計  1.35.8 (想定決勝タイム)
上り時計  34.8  (想定上りタイム)
   

この算出結果が、
この日の新馬戦1600mの予想勝ち時計となる。

実際のレースの決勝タイムは

全体時計  1.34.5
上り時計  33.4
    

つまりレフトゥバーズは

全体時計で想定より「1.3秒」早く
上り時計で想定より「1.4秒」早く

走ったこととなる。


~考察~
これは正直に強いと言うしかない内容ですね。
クラス平均値にドーピングをしたのにもかかわらず、その想定を全体、上りともに1秒以上上回ってきました。大勢は決した後でしたが、最後手前変えた部分から更に一伸びあるのが先を感じさせます。
過去5年の新馬戦でも昨年のルーツドールの新馬戦が無ければ、ダントツで優秀な内容ですし、時計的にはプリモシーンとテトラドラクマの「プチ伝説の未勝利戦」に匹敵するぐらいの価値があるかと思います。
馬体が小さな馬なので、そのあたりが心配なところではあります。
横山武史にも良い流れが来ている感じです。


~おわりに~
このように競馬解雇では、毎週気になった馬のレース分析をしています。


血統、パドック、馬体、展開読み、ローテーション等その他諸々多くの予想ファクターは、その時々の条件で大きくその信頼度を変化させます。
ただし「時計(タイム)」、これはただの結果でしかないので、その中身には揺るぎない事実しかありません。

未来を「予想する」ファクターばかりに捕らわれず、日々のレースの事実を集めることを目標にこれからも分析を行っていきます。

今回も痒い所に手が届く内容になっていれば幸いです。

良ければまた読んでください。それではまた。

※競馬解雇は予想屋ではありません。

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