リフレイム2戦目は上りを見ろ

こんにちは競馬解雇です。

歴史に残る3歳クラシック戦線も終了し、とりあえず一段落というところですが、2歳戦では来年のクラシックに向け多くの若駒がしのぎを削っています。
そんな中、現2歳世代屈指の注目を集めるあの馬が2戦目に出走しました。

その馬の名は
リフレイム 父は37年ぶり米3冠馬 アメリカンファラオ
父の産駒は現2歳が2世代目となる。
競馬ファンなら誰もが思い出したエイシンヒカリのアイルランドTを彷彿させた初戦。
能力の高さは疑う余地はないが、心の部分に大いに疑問が残るまま我々は2戦目を待っていたわけだ。

それでは早速当日のタイムを考察してみる。

日曜日の2歳戦以外の芝レースは3鞍
8R 1勝クラス1600m 9R 2勝クラス1800m 10R 3勝クラス2000m のそれぞれのクラス平均勝ち時計は以下の通りだ。
(2歳戦除く2019以降良馬場)

東京芝1600m1勝クラス 平均勝ち時計 全1.33.6 上34.1
東京芝1800m2勝クラス 平均勝ち時計 全1.46.9 上33.8
東京芝2000m3勝クラス 平均勝ち時計 全1.59.7 上33.6 である。

この日の該当レースとの馬場差を計算すると
8R 全1.34.2 上34.4  のため  全+0.6 上+0.3
9R 全1.46.9 上35.7  のため  全±0  上+1.9
10R 全2.007 上34.4  のため  全+1.0 上+0.8

見た目もそうだったが、気持ちい良馬場というより少し重たい感じだ。

この平均を出し、さらに100mあたりに換算すると。

当日の馬場差は全体の100mあたり +0.03 (×14=0.42)1400m
       上りの100mあたり +0.16 (×6=0.96)600m
(※切り捨て等あるのでおおよそではある。)

東京芝1400m2歳1勝クラスの平均勝ち時計(2017以降)は以下の通り
全1.22.3 上34.1
この平均勝ち時計に今回の馬場差を追加させると


リフレイムの想定タイムは

全1.22.7 上35.0 となるが

実際のリフレイムの1400mのタイムは

全1.22.6 上33.6 なので

全体時計で-0.1秒 上り時計でー1.4秒 の内容だ。

全体時計はレースを作れない位置に居たため致し方ないが、それでも全体時計もしっかりと想定平均タイム以上で走り、さらに、この日最速の33.6の上りを余裕残しで出したのはかなり価値が高い内容だ。

ところで、父のアメリカンファラオだが、今めちゃくちゃ儲かる種牡馬になっている。
勝率はまさかの38%。単勝買うだけで収支プラスの大種牡馬だ。
完成が早そうな血統なので、これから初期の世代がどんどん年齢を重ねていくうちに率は収支はある程度のところに収束しそうだが、早い時期から買えるというのは明らかだ。
ただ、おそらくだが、芝でのレースを見てみると内枠苦手そうな気がする。

リフレイム。

次も人気するのは明確だが、内枠に入ると危険かもしれない。これは俺の感だ。
個人的には現段階で世代で一番気になる馬だ。クラシック云々はまだわからないが、しばらく追いかけたい。

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