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アースクエイクバード

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アリシア・ヴィキャンデル主演のNetflixオリジナル。なんと80年代の東京が舞台。アリシアは翻訳の仕事をしてるようで、毎日ふっつーに電車に揺られて出勤してふっつーに働いてます。普段、彼女を映画で見るときは「めっちゃかわいい!」「演技めっちゃ上手い!!」と、その輝きに驚嘆しますが、この映画では「地味なのがすごい!」と驚かされます。仕事で『ブラック・レイン』の日本語字幕を付けてるのか監修なのか…をしてますが、リドリー・スコットが製作のひとりだったりします。

過去にあった「日本が舞台の外国資本の映画」と同様、やっぱりいろいろおかしい。それは「この日本の描写は間違ってる!」とかいうおかしさではなくて映画のトーンそのものがおかしい。けどこの映画は日本が舞台でなくてもおかしいんじゃないか?と思うけど原作小説は賞を取るような傑作らしいです。まじか!!

エグザイルの人がアリシアの相手役なんですが、海外の人が好きそうないい感じにボロいそば屋で働いてる。さらに住んでる家っていうか小屋?住居が「えっこれ何なん?人住んでいいの?」ってぐらいボロすぎて怖い。「美味しんぼ」の山岡さんが独身時代住んでたビルの屋上の掘っ建て小屋の方が全然まし。こんな怖い場所にアリシアはホイホイ付いて行くんですがほんと命大事にしてほしい。家に帰ったらマイケル・ファスベンダーがいるんだからそんな男のとこ行かなくていいじゃん!!

ふたりがデートするのもいい感じにボロい飲んべえ街で。電柱に品川の文字がチラッと見えたけどほんとかな?やっぱり海外の人はいい場所見つけるよね〜〜

旅行で行った佐渡島で地元のお祭りが始まるなか、アリシアが原付(ベスパとかそういうかわいいやつじゃなくてdioとかjogみたいなやつ)走らせる…っていう、寝て見る方の夢みたいなシーンは実相寺昭雄の映画みたいでした。

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