見出し画像

ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密

画像1

観終わってしばらく経つと大して何も残ってないんですが観てる最中はおもしろかったです!日曜の夕方なんかにNHKつけたらやってた「名探偵ポアロ」の2時間スペシャルとかまさにあの感じ。

毎年GWになるとアホみたいにヒットしてる「名探偵コナン」とか、やはりアホみたいに続いてる「相棒」とか…時間内に犯人が捕まるミステリーはみんな大好物。もちろん未解決のまま終わって「なんでこいつが犯人ちゃうねん!!」って悶々とさせられる映画の方が映画として見応えありますが、たまにはこういうのがあってもいい。

(ここからネタバレあります)

メインビジュアルを見ただけで胃もたれしそうな濃いキャスティングのなかで、唯一まともというか地味目な主人公の特殊能力が、普通の製作者だったら思いついても「いや、ばかばかしすぎるよなw w」って却下しそうなアイデアでした。

「嘘をつくとゲロをはく」

けどゲロをはくシーンがある映画には傑作が多いんです!「例えば?」って聞かれたらとっさに思い出せるのは昨年のわたしの激推し『バンブルビー』とかですが。

主人公の家族が移民で、富豪家族との格差が描かれるのがやっぱり昨今の映画だなって感じですが、その中でも一見同じ階層に見える探偵(ダニエル・クレイグ演じる)に対しても富豪家族は「○○(どこの州か忘れましたが)なまりが!」って田舎者扱いするんですね。やっぱり差別意識の何が恥ずかしいかって「自分(自分たち)は特別なんだ」って何の疑問もなく思ってるところだな〜と、こんなコメディでも感じました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?