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琉球新報掲載・落ち穂 第4回目エッセー

「言葉を綴ること」

 詩人・白井明大さんと初めて会ったのは、2年前の7月だった。
SNSで白井さんの存在を知ったのだが「詩人」という人に、大変興味をもったことを、よく覚えている。
お話する中で、白井さんが学生に半年間、詩のクラスをを待っていることを知り、ぜひ、わたしも教えてほしい!っと挙手したのが、はじまりだった。
 翌月8月から、2カ月に1度というペースでワークショップ(WS)を開催し今に至るのだが、それはとても素晴らしいものだった。
毎回メンバーを募り、事前に出されたテーマに沿って、それぞれ一編の詩を綴り、白井さんにメールで送る。WS当日、詩はプリントされ、作者本人が皆の前で朗読する。
 WSにはルールがある。朗読後は拍手。そして、1人1人感想を述べるのだが、批評するのではなく、他の人と被らないように、その詩の良いと思ったところを見つけ、褒めること。最後に白井さんからは、もっとこうしたら詩の姿が豊かになるのではとアドバイスを受ける。詩は声に出して読むことで具体的になり、客観的に見ることができる。そして皆に褒められることによって、詩が生まれた喜びと自身を認めることができた。
 毎回とても大事なことを共有して持ち帰り、またそれぞれ詩を書いていく。
 わたしの詩は当初「はじかさー」だった。はじかさー=恥ずかしがり屋。最後まで心を書ききれずにいたのだが、回を重ねるにつれ、段々と素直に言葉を綴れるようになってきた。詩が、心が育つ時は長いトンネルに潜ってしまっ
たり、ゆっくり山を登り降りするようなペース、個性がある。どんな時も大切なのだと白井さんから学んだ。
 わたしは紅型作家なのだが詩の、言葉の世界に触れたことで、心の畑を耕しているような気持ちになった。より深く、豊かに表現するために。詩を発表することは、途方もなく大きな湖に、小さな石を投げこむことに似ている。石の波紋は、ゆっくりと遠くまで広がっていき、誰かの心に届いたり、重なったりすることがあるかもしれない。祈るような気持ちで、これからもまっすぐな言葉を綴りたい。

えー、と
noteの掲載非常に遅くなっており、ますね。
3回分を今日UPしようかと。
なんやかんやしておりますと、つい←
ついが溜まってしまいますね、、
毎回エッセー更新の度に、noteにも掲載せねば!っと誓います、、。

詩について。白井さんと出会ってなかったから、今年作品集を出すこともなかったでしょう。
出会いというのは不思議なもので、自分では思ってもみなかった世界への扉が開かれたりします。
ひとつひとつを出会いを、大切にしていきたいですね。

詩の世界も同じく。
詩のようなもの、しか書けないと思っていた自分が、少しずつ、詩の世界へ溶け込んでいくことの面白さ、難しさ、豊かさ。
白井さんへ導かれ、今があります。

また後ほどnoteにも掲載しますが、詩のwsメンバーと、詩誌を出しました。
そのこともちゃんと書かねば!!
ねば!!が溜まりすぎてる9月末です、、、、。がんばりますm(__)m

追記
白井さんの
学生さん向けの詩のクラスについて
白井さんは大学で詩の実技研究を受け持ってるのは毎年1月でした、、半年ではなかった🙇🏻💦
そこは修正ということで、失礼いたしました!!