年明け早々、定番悪夢を2夜連続で見た
皆さんは、ずっと見続けている定番の悪夢がありますか?
私にはいくつかあるのですが、2024年年始早々2夜連続でそれらを見たので、その話を書いてみます。
1「単位が取れず大学を卒業できない」
大学4年の前期。あと1つでも単位を落すと留年となるのに、すでに一度も出ていない授業が複数ある。そこでは、どうも前期末試験の日程がアナウンスされているようなのだが、その情報を得ることができない。試験を受けられずにこのまま単位を落し、卒業できないことが濃厚になってきた・・・
と、苦しんでいると、「あれ、自分はもう会社員として仕事をしているのだから、別に卒業できなくてもいいのでは?」と気付いて目が覚める。
2「就活時を何度も逃し就職できない」
昨年も一昨年も、気付いたときには就職シーズンに乗り遅れていて一切就活をしていない。今年はもう大学6年めで、年齢も嵩んできた。なのにまたしても世間では就活が始まってしまって、でも自分はどうやって進めるのか全く分からない。今年もこのままで、自分は一生就職できないのかもしれない・・・
と、苦しんでいると、「あれ、自分はもうアラ還なのだから、別に就活なんてしなくてもいいのでは?」と気付いて目が覚める。
3「大学の受験勉強が間に合わない」
もうすっかり受験シーズン。自分は以前に受験勉強をしたことがあるはずなのに、なぜか今は全く勉強が手につかない。模試を受けるも成績は厳しい。このままではどこにも受からないのか・・・
と、苦しんでいると、「あれ、自分は早稲田の2年生ではなかったか? だったら別に再受験しなくても今のままでいいのでは?」と気付いて目が覚める。
4「仕事の緊急電話ができない」
最初に勤めた会社で、欠勤の連絡をしていないのにもう午後5時。もしくは、その会社の雑誌編集部にて取材の時間をもう2時間も過ぎているのに、必要なスタッフの手配をしていない。焦って電話をしようとするのだが、何回も番号を押し(以前は、ダイヤルを回し)間違え続ける・・・
この悪夢は、前述1~3と違って、「あれ?」がないまま苦しむ。
5「修学旅行の自由時間が耐えられない」
つまらない。集団になじめない。でも帰京の日までまだ数日ある。いま夕方の自由時間なのに、居場所がない。あと2時間で夕食だけど、その後も寝るまで数時間ある。いったいこの時間をどうやり過ごせばいいのか。この場からいなくなりたい。早く帰りたい。でもどちらも無理・・・
これも前述1~3と違って、「あれ?」がないまま苦しみ続ける。
6「まともなトイレがない」
5のような、知り合いが大勢いる朝。差し迫って個室のトイレを探すのだが、どれも扉がなくて丸見え。右往左往してようやく半個室レベルの所を見付け、仕方なくそこで事を進めるのだが(以下、汚な過ぎるので省略)。
7「ビルの各階の構造が複雑で迷宮に嵌る」
その会社のビルは、なぜか1つの階が3~4層からできている。たとえば5階のとある部署に行こうとしても、5階の別の階層に行ってしまうと、そこは全く異空間。徐々に自分がどこにいるのか分からなくなってくる。
8「日常の空間が水没してくる」
ある朝寝室の窓から外を見ると、窓のすぐ下にまでそこが湖の端のように水がちゃぷちゃぷと迫ってきている。電車に乗っていると外は水で溢れ、さらに水面が上昇してきて電車は立ち往生する。このまま死ぬのか、と思う。
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ここ20年くらい見続けているおもな定番悪夢は、こんなところでしょうか。今回年明けに見たのは、1と4。以下、1~5の話に限定しますが、なぜだか、すべて自分の10~20代が舞台となっています。2と5は当時実際に若干思い当たることがあったものの、その他は全く現実にはなかったことです。
自分の来し方のなかで、40代、50代に起きた現実の悪夢は、こんな生易しいものではありませんでした。人生これで完全に詰んだ、終わったと思ったことも、何度もありました。でもその類いの悪夢は決して見ることがないかわりに、若い頃が舞台のものばかり見るのです。
もし自分が80代、90代まで生きたとしたら、40代、50代の頃に実際は起きなかった事象の悪夢を見るようになるのでしょうか?
どなたか、この定番悪夢を見る回路を解説してくださる方がいたら、ぜひお願いしたいものです。
★ちなみにですが、以前はよく見ていた、自分が死ぬ夢とか、高いところに追い詰められて飛び降りる夢とか、ダダに追われる夢とか、その手の悪夢はすっかり見なくなりました。
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