紺碧の海を泳ぐ ──池﨑理人くん23歳の誕生日に寄せて──

 りーくん、お誕生日おめでとう。

 わたしには、あなたの魅力を1枚に閉じ込めた絵も描けないし、宝石のようにキラキラしたケーキも作れないから、広大なインターネットの海の片隅で大好きの気持ちを唄おうと思う。些か(いやかなり)ポエミーだが、年に1度の特別な日だから許してほしい。

 優しさが好きだ。

 りーくんがかけてくれた「逃げるということが間違いだとは思わない」という言葉を、私はずっと忘れられずにいる。

 精神的にタフな仕事をしていた時期、ひとり残業をしながら存在意義を見失いそうになったことも、駅のホームで理由もなく涙が止まらなくなることもあったが、その度にINIとりーくんが気持ちを繋ぎ止めてくれた。

 日々のメールがあったから、INIの活動に"次"があり続けてくれたから、目を見てまた会おねって言ってくれたから、明日を失うことを躊躇えたのだと思う。

 りーくんが自分の弱さや不器用さを見せてくれる度に、なんて強い人なんだろうかと思わずにはいられない。

 パフォーマンスが好きだ。

 1度聴いたら忘れられない海のように深い声も、大胆で繊細なダンスも、毎秒変わっていく表情も。りーくんが生み出すもののすべてがキラキラと輝いていて、ステージ上でも画面の中でも、あっという間に釘付けになってしまう。音楽と歓声を浴びて楽しそうにパフォーマンスする姿を見る度に、数年前まで普通の男の子として生きていた事実に新鮮に驚き、アイドルになってくれたことへの感謝の気持ちが溢れてしまう。

 アイドルに対して永遠を願うのは御法度だと理解していても、どうしてもりーくんがステージに立つ姿を1秒でも長く見ていたいと願わずにはいられない。

 顔がめちゃくちゃ好きだ。

 色んな好きなところを言ってみたものの、結局顔が好きすぎて、どう考えても抗えない。全てのパーツが華やかで、それでいてその全てが奇跡的なバランスで配置されている。ちょっとした髪型や表情の変化で、凛々しくも、可愛らしくも、ヤンチャにも、セクシーにも見える。

 ViVi国宝級イケメンランキングNEXT部門3位の称号がこれほどまでに相応しい顔があるだろうか。好きだという気持ちを超えて、この顔になりたいとすら思ってしまう。


 アイドルとファンの関係というのは歪なもので、ファンがアイドルに与えてあげられるものは殆どないのに、アイドルはいつもたくさんの愛で私たちの心を満たしてくれる。どうしてこんなにも優しいのだろうかと心配になるぐらいには、大きな愛を注いでくれている。

 だからせめて、ステージから見えるペンライトの海や、そこから聴こえる歓声の一部として、これからも綺麗な景色を見せてあげられたらと願っている。(ファンコン当たりますように!!!)

 大好きなあなたが、23歳もどうか幸せで溢れた、充実した1年を過ごせますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?