リンパは代謝作用
体表面の排出について
過去の薬物服用歴を推定するうえで、毛髪は薬物の使用を時系列的に記録するので、
薬物使用のパターンおよび量を推定出来ます。
ヒトの毛髪は1ヶ月あたり約1cm強伸び、毛髪を分割して分析して、使用頻度や使用時期が推定可能です。
毛髪は1ヶ月で約1.5cm伸びるという条件が付きます。
次に爪の伸びる速度ですが、爪の生成は母体のお腹の中にいる胎児のころから始まっています。
手の爪の伸びる速さは1ヵ月約3ミリ、足の爪だと半分の約1.5ミリと言われています。
これが基準であり、年齢や季節によって伸びる速度は異なります。
手の爪よりも足の爪は伸びにくいということ。これは排出力の違いで、
手のリンパは流れやすく、足のリンパは流れにくいといえます。
リンパの流れる速度が爪の伸びる速度です。
この条件と同じに考えると、手のけがは治りやすく、足のけがは治りにくい。
これはリンパ管にはポンプがなく送り出す過程で重力の影響を受け心臓に戻りにくい
ことにつながります。
一度体内に入り込んだウイルス・重金属・ミネラルなどは大きなリンパ節が存在する
上半身が排出しやすく、下半身は排出しにくいといえます。
全身の筋肉の70%を保持している下半身は筋肉運動を継続していて、筋肉は動かすことで
ポンプ活動を行っていますが、重力の影響は大きく排出の遅れがあります。
さらに脳のリンパ液はもっとおおく影響を受けていて日中の活動が少なくなる
睡眠中に多くの排出を行います。
この点にもリンパの活動と人間の代謝が大きくかかわっています。
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