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『3月1日の内々定率上昇!』23年度の学生・企業の動きについて(ナビコネ便Vol.10)

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ナビコネ便Vol.10 2022/04/04
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平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
採用アウトソーシング事業部のさきです。

3/1の採用活動解禁から一か月。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
春の日差しを感じる季節となりましたが、くれぐれもご自愛くださいませ。

さて、早速ではございますが今回のテーマはこちらです!

▼第10回テーマ:23年度新卒 学生・企業の動き

学生のカラー、トレンドは毎年異なるもの。
「今年度の学生の傾向は?他社はどのように動いている?」など、
色々気になっているご担当者様も多いのではないでしょうか。

23年度の企業・学生の動向データがマイナビ社、リクナビ社から
発表されておりますので、早速ご紹介いたします!

【1】学生の状況・特徴

▼マイナビ2023 各種エントリー(3カ年比較)
​​​​​​​■3月1日時点、学生の各種エントリー(一括・個別・セミナー)は
 前年と比較して減少。
■総エントリーが前年比84%、セミナーエントリー88%。
⇒前年と比較して、各種エントリーすべて減少する結果に。
【参考資料】マイナビ2023初動について 3月1日サイト全体の反応​​​​​​​

​​​​​​​​​​​​​​■内定率について
【マイナビ調査】
・3月1~3日時点での内々定率は15.1%(前年比5.1pt増)
・平均内々定保有社数は1.5社(前年比0.1社増)
【リクナビ調査】
・3月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率は22.6%
(前年比5.0pt増)
・内定辞退率は18.6%(前年比1.9pt増)
■広報活動開始と同時に選考・内々定出しを行う企業が多い&学生の
 就活準備への意欲も高い傾向。
■内定辞退・選考辞退が前年と比べ、3月中により多く発生することが
 予想される。​​
■企業選択のポイントは「安定性」が最多。
■働く環境に対して、ソフト面(社風や社員の雰囲気)、
 ハード面(福利厚生、待遇など)の両面について安心できるか
 重要視している傾向。

【参考資料】
・マイナビ「2023年卒大学生 活動実態調査(3月1日)」
https://saponet.mynavi.jp/column/detail/20220309145931.html
・リクルート就職プロセス調査(2023年卒)「2022年3月1日時点 内定状況」
https://shushokumirai.recruit.co.jp/research_article/20220310001/

【所感】
昨年と比べると、3月1日のエントリー数は減少&就職内定率はUPしており、
就職活動の早期化、インターンシップが影響していると考えられます。

特にインターンシップでは、学生にとってその会社で働くイメージが持て、企業側も学生の能力が把握できます。
早い段階でお互いを深く知ることができる機会となっており、
選考応募→内々定につながりやすいのでしょう。

しかし、3月内々定率が高い一方で、内定・選考辞退も前倒しになることが懸念されています。
早い段階で内々定を出した学生に関しては、手厚いフォローが必要です。
説明会・選考会と同時進行で学生のフォローをするのは大変なことですが、
定期的に連絡する&面談を実施することが大切です。

【2】企業の動き          ​​​​​

▼マイナビ2023 掲載社数(3カ年比較)
〇マイナビ2021・・・25,892社
〇マイナビ2022・・・24,215社
〇マイナビ2023・・・26,367社
■マイナビ2023の掲載社数は前年比109%と増加。
■エントリー受付社数…前年比111%
■セミナーエントリー受付社数…前年比129%​​​​​​​
【参考資料】マイナビ2023 3月1日~3日の初動速報版

■企業の採用意欲はさらに回復傾向。採用予定数を「増やす」割合が増加。
■増やす背景として、アフターコロナに向けた組織強化や、22歳人口が
 今後減少していくことなど。
■「エントリー受付」~「面接」の開始時期を3月、「内々定出し」開始時期   
 を4月とする割合が最多。
■採用活動における全てのフェーズでWEBと対面を併用する割合が高まる。

▼参考資料
23年卒の企業の採用意欲はさらに回復傾向/2023年卒企業新卒採用予定調査
https://saponet.mynavi.jp/column/detail/20220224152445.html

【所感】
アフターコロナと少子化が採用予定数増加に関係しているようです。
採用スケジュールは従来と変わりませんが、就職活動の早期化に伴い、
以前より学生の確保が難しくなりそうです。

そのため、企業側は独自性(自社商品・社内の雰囲気etc…)など、
他社との差別化を図る必要があります。
また、学生の価値観も多様化しています。
対面開催とWEB開催を併用するなど、柔軟に対応していく必要があります。

時勢的にも厳しい状況が続いておりますが、
・学生との丁寧な対話を通して、相互理解を深めていく。
・常にアンテナを張り、情勢や多様性に柔軟に対応する。
これらのことを大切に、採用活動を着実に進めていただけたらと思います。

最後に・・・

≪おすすめ採用≫
■WEB(オンライン)導入
⇒対面だと出会えなかったかもしれない遠方の学生にも参加してもらえる。
⇒一次選考会あたりまで対面とWEB、両方実施することで機会損失問題を解消できる可能性あり。
⇒一度も会わないことに不安を覚える学生もいるため、面接は対面でも実施するのが効果的。

■先輩社員懇親会実施
⇒選考中、先輩社員との対談を希望する学生もいる。(声を直接聞きたい、雰囲気を知りたい)
⇒実施することで志望度UP&ミスマッチの解消につながる。

今回はここまでです。採用活動のご参考になれば幸いです。
お忙しい中、ご一読くださりありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いいたします。

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