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チルな三木

アラモッコン来訪4度目。
今回は図面を起こしてくれている従兄弟の拓ちゃんとその息子キーポンの3人で。
台風一過、秋を少し感じながらのドライブは、随分と楽しかった。新神戸のトンネルで箕谷へのトンネルに入ると視界がブラックアウトする感じになり、抜けるとお山の景色になるので、気分が避暑地に向かう感じなのが良い。
車は三木の観光会館駐車場に置いて、美嚢川沿い徒歩10分くらい。駐車場はフリーなので、気が楽だ。もうちょい歩いてるかもしれないが、アラモッコンへの道すがら、神戸電鉄、上の丸駅前にあるナメラ商店街大看板を横目で見たり、なんで、ナメラっていう名前なんだろ?とか、この街道を秀吉さんも通ったんだろうなあとか、色々思索しながら、歩くのが良い。
さて、本日は拓ちゃんが、アラモッコン初来訪。彼はスケールをはじめた。
私は、庭にあった珪化木の化石庭石を観察。

縁側下を小さな池にしていたようで、そこにある珪化木。切り株のようですが、これ、化石なのです。昔、鉱物屋さんをやってたので、これを見つけた時は興奮した。
調べるとこのあたりは、神戸層群という地層で色んな植物化石が産出される。時代的には3500万年前くらいのお話ということで、思いをはせる術もなく、ただ、ただ、ボーっとしてしまう。なにしろ、このあたりは古神戸湖というお水だらけで、日本列島は大陸に隣接との事。ゆっくり時計回りに移動していったらしい。反時計回りではないのね。
で、明治か、大正の時代に珪化木の化石を使って、池を作ったって事なのね。
よく見ると、お庭の庭石にもう一個、珪化木らしき石があった。これは跨いで座れるくらいの大きさ。

庭石が沢山あって、大きな川石があるのも嬉しい。1メートル、表面、真っ平らのティンパニ(楽器)のような大きさなので、いつかその上に寝転がってみようと思ってる。
アラモッコンは良い事を徐々に見つけられる場所のようだ。
そして、時間が跳ぶ。瞬く間に滞在2時間超えた。拓ちゃんの作業も終わった。
そして帰り道。
谷合を走り、また、トンネルを抜けるとそこは私の自宅近所。現実が眼前に。

帰ってきたよ。

キーポンが一言でいい言葉をくれた。
「三木はチルだねえ」
そういや、彼はチルってた。
そうか。これをチルと言わずして、なんぞや。
怠けてるのでもなく、ボケてるのでもなく、
ゆっくり、リラックスできる。
今日はチルな三木を見つけた。

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