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(4)デザインも絵も企画も、使う脳は一緒!の段

こんにちは。ノーチのかたっぽ、¥0sukeです。
お盆が終わっちまいました。
今週からまた会社に行って働いてきましたよ。
僕は偉い。

本業のスイッチが入ったところで、今日は自分を鼓舞するために意識高めのお話。
最近の仕事に対しての気づきを書きます。

デザインも絵も、結局「企画」じゃね?

たぶん公の場で言ったことなかったと思うのですが、僕は去年の夏から印刷系の会社で働いています。
一応肩書きはDTPオペレーターといって、原稿データを加工して印刷に適したデータを作るお仕事です。
しかし会社の事業が幅広く、時にはデザイナーとしてポスターを制作したり、イラストレーターとして素材を描いたり、ディレクターとしてイベントやウェブサイト制作の企画書を書いたりなど、いろんなことをやっています。

僕は昔から学校行事を企画運営するのが好きで、体育会系の"陽"のグループに属していたわけではないものの、イベントごとになるとやたらしゃしゃり出るタイプでした。
(今思うと厄介な立ち振る舞いですね…)

大人になった今でも、作家活動でも会社でも、企画して、自分でも作ってと、似たようなことをやっています。
ずっと文化祭の準備期間が続いているような暮らしができたら楽しいな〜と漠然と考えていたので、まあまあ実現できているかも。

「自分で目標を設定して、それを果たす為に計画を立て、実行する」というプロセスが好きなのだと思います。
思い描いた通りに事が進み、時には想定外なトラブルに右往左往しながら、最終的には最初に想像してたものよりもすごいものができあがる。
企画を立てて皆に説明し協力しあえば、自分ひとりの実力以上の仕上がりに驚く。
この成功体験こそが、今も自分をつき動かし続ける原動力のような気がします。
長々と自分語りしちゃった。


ここからが本題。
そんなこんなで、絵を描いてデザインして企画して、という毎日を過ごすようになり、気づいたことがあります。
冒頭で言った通り、全然別ジャンルのように見えるこれらも、使う脳みそは全部一緒だなということです。

いろいろな事に手を出しているせいか、周囲からよく、「君は何になりたいんだ」と聞かれます。
イラストレーターなのか、絵本作家なのか、画家なのか。
DTPオペレーターなのか、デザイナーなのか、Webディレクターなのか、イベントプランナーなのか。
はじめのうちは返答に困っていたものの、最近は「全部一緒です」と答えています。

作っているものや伝える媒体が違うだけで、自分の中の感覚としては、大して違いがないことに気がついたからです。

絵。
絵のターゲットとテーマを決める。
コンセプトを決める。
何を伝えたいか決める。
伝えたいことを伝える為には、どういう見せ方をすれば良いか考える。
描く。
上手くいかなくて何度も直す。
ようやく完成する。
ターゲットに届いて喜んでもらう。
嬉しい。

デザイン。
デザインのターゲットを絞る。
デザインで依頼主が達成したいことを汲み取る。
何パターンか作る。
修正依頼が来る。
自分と依頼主の意図していたもののずれを改める。
ようやく完成。
効果が現れて依頼主に喜んでもらう。
嬉しい。

企画。
依頼主の達成したいことを汲み取る。
予算内でできる最適な方法を考える。
ターゲットを絞る。
メインコンテンツを考える。
アイディアを整理して企画書を書く。
プレゼンする。
企画が通れば、それをもとに実行する。
以下同じ。

  1. 依頼主の要望を汲み取り、

  2. 目標を立て、

  3. 実現方法のアイディアを出し、

  4. それを他人に伝わる形に変換し、

  5. 周囲を納得させ、

  6. 実際に作り、

  7. 感謝される

全部この流れです。
違うのは比重だけ。

企画もゴールまでの道筋をデザインすることだし、デザインも違和感に気づく審美眼が必要という意味では絵と同じだし、イラストも見せ方伝え方の企画提案です。
全部企画だしデザインだしイラストレーション。

考えてみれば当然のことで、デザイナーやイラストレーターにも、依頼主の要望をヒアリングしたり汲み取ったりする能力が必要で、依頼主の注文にだけ答えていればよし、ではないですものね。

いろんな仕事を経験すると、個々の仕事に必要なスキルが上がるだけじゃなくて、それらをかけ合わせた「総合仕事力」みたいものが倍増するような気がします。

好きな物を継続するのも大事だけど、食わず嫌いも良くないのね。
結論っぽいものが出たので今日はこれまで。

お盆明け早々福島出張でした。早朝海を見た。

それでは。

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