先日の台風の日、私はテレビをつけつつ、スマートフォンからラジオも聴いていました。
この日、前の職場、TBSニュースバードで一緒に働いていた小沢尚美さんがラジオ日本の報道特別番組で、台風情報を伝えていました。
3時間の生放送で、避難勧告や被害状況などもまとめ、長い時間丁寧に発信していて凄いなぁと思いましたし、小沢尚美さんの温かい安定感のある声を聴いて、私はとても落ち着くことができました。
もちろん友人だからということもあったかもしれませんが、多分、家にひとりでいた、心細く感じていた人をたくさん励ましたのではないでしょうか。
ラジオはテレビよりもより身近に感じるものだと改めて思いました。音って、人柄が伝わってきて、その場の空気も届いてきて、本当に面白いですよね。

先日、ミュージカルソングの歌の発表会に出て、私も歌詞を忘れることなく、なんとか無事に歌いきり、とても幸せな気分を味わってきましたが、
発表会終了後、発表会を主催した先生から生徒みんなにむけて「 生き方はそのまま歌にでます。いい細胞を育ててくださいね。」という言葉を頂きました。
素敵だなぁって思いました。
先生は発表会で1曲歌われました。
すごく愛の溢れる歌声で、聴いていて心が震え、とても温かい気持ちになりました。
声の持つパワーって凄いですね。目には見えないけれど、すごいエネルギーがあるのだと思います。
私も微力ではありますが、何かを生み出せるような人になりたいと思う今日この頃です。

今、テレビを見る人が昔に比べて減ったと言われますが、テレビから同じように勇気や元気、励ましをもらうことは多々あります。
私の場合は、自分でも驚いてるのですが、以前より今の方がテレビを良く見ています。
以前は報道をみることが多かったのですが、今はスポーツに、ドラマや映画、音楽、旅、特集ものと幅広くみるようになり、改めてテレビの素晴らしさや、さらなる可能性を感じています。
視覚からの情報が加わることで、いろんなことに共感し、時に反発心を抱くこともありますが、想像を働かせ、楽しむことができます。

ふと気がつくと、自分自身テレビに出る仕事をしていて、もっとなにかできるようなことがあるのではないかと考えます。今は経済番組の中で、国内外のプラス材料やマイナス材料どちらもお伝えし、注意喚起なども大切だと思ってはいるのですが、もう少し楽しい要素を取り入れていってもいいのかなぁと思ったりしています。

先日10月4日の投資の日に、電話インタビューで、元SMBC日興証券の投資情報部部長西広市さんにご出演いただきました。西さんは2015年までの28年間、報道機関向けに、午前10時と、午後2時の2回、レクチャーと言った相場解説をしてくださっていました。
私は2004年からTBSニュースバードの東証アローズ勤務にもつき、西さんのレクチャーを受けてきて、
寄り付きの原稿を書き終えると、見落としてる部分がないか毎朝西さんにお電話もしていました。
「わからんことがあったら、遠慮せずいつでも聞いてきいや」と、関西弁で言ってくださり、たくさんの質問をさせて頂いてきました。
リタイアされた今は、個人投資家となられて投資を楽しまれている他、カラオケやAI将棋、ジム通いと、沢山の趣味をお持ちで、たくさんの人に囲まれて人生を謳歌されていらっしゃいました。
相場格言とともに、売るタイミングの大事さや、参考にされている指標なども伝えて下さいましたし、注目している個別銘柄も伝えて頂きました。

西さんの元気なお声に日々励まされ、手を差し伸べて下さったおかげで、私は東証リポートを頑張り、TBSから日経に移る際も引き続き応援してくださり、ここまでやってこられました。
西さんは本当に温かい方で、そして解説中や電話取材で、面白いお話しもたくさんして下さいました。
真面目な相場解説から色んな見方も教えて頂いた上に、面白いお話しでどんなにリラックスし、相場を楽しむことができたか、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
毎日西さんにお電話できなくなったのは寂しいですが、西さんの声に励まされ、相場を楽しませてもらったように、私もこれから、西さんのようにはいかなくとも、近付けるようになりたいと思っています。

日経平均やTOPIXが年初来高値圏にあるにもかかわらず、ついつい懸念材料をとりあげてしまう日が続いてしまってますが、心の中ではこのように思っています。
明日からも頑張ります。是非、みなさま、番組をご視聴くださいませ。

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